インクリメントP、スマートデバイス向け地図アプリ開発キット

　インクリメントPは、スマートデバイス向け地図アプリ開発キット「MapFan SmartDK」を今秋にも発売する。まずはAndroid版が登場し、今後対応OSを拡充する計画。

　「MapFan SmartDK」は、スマートフォンやタブレット端末向けのネイティブアプリ開発において、地図機能を組み込める地図アプリ開発キット。地図データを端末のローカル環境に格納し、オフライン環境でも利用できる。オンラインの地図よりも快適に操作できる地図アプリが開発できるという。

　また地図は、配色や注記などの細かいカスタマイズが可能で、ルート探索機能なども利用できる。面積や距離の計算機能や、緯度経度・測地系の変換機能も用意される。

　インクリメントPでは、山間部などの電波の弱い地域でのインフラ管理業務や、災害復旧支援分野、業務用モバイルアプリ開発などに活用できるとしている。

　開発キットはオープンプライス、開発されたアプリで地図を利用する場合にも別途ライセンス料が必要となるが、こちらもオープンプライスとしており、参考価格は明らかにしない方針。インクリメントPででは、製品の発売に先行して7月19日と26日にAndroid版の導入セミナーを開催する予定。