TPP著作権条項への緊急声明に64団体・217人が賛同、13日の記者会見はニコ生で中継

　TPPの知的財産権と協議の透明化を考えるフォーラム（thinkTPPIP）は、TPP著作権条項の見直しと情報公開を求める緊急声明案に対して、3月12日時点で64団体・217人からの賛同を得たことを明らかにした。

　thinkTPPIPでは、TPP（環太平洋経済連携協定）の知的財産条項案の妥結が近いといった趣旨の報道が続いていることを受け、TPP著作権条項の見直しと情報公開を求める緊急声明案を2月23日に公表し、意見の募集と賛同の呼び掛けを行った。

　3月12日現在では、日本劇作家協会、日本俳優連合などの創作者団体や、新経済連盟、主婦連合会、コミックマーケット準備会、株式会社ドワンゴ、クリプトン・フューチャー・メディア株式会社など64団体・217人からの賛同があり、さらに賛同は増えているという。

　thinkTPPIPでは、3月13日に声明を政府に提出するとともに、記者会見の開催を予定。
記者会見の模様はニコニコ動画で生放送する。また、緊急声明への賛同については、ドワンゴの協力も得て募集を続け、二次・三次のアピールを通じて、日本の文化に適した未来志向の著作権制度やルールメイキングの姿を議論しきたいとしている。