NHKがテレビ放送のネット同時配信、モニター1万人募集、10～11月に実証実験

　日本放送協会（NHK）は、テレビ放送のインターネット同時配信の実証実験を10月19日から11月15日までの4週間実施すると発表した。受信契約者から実験への参加者1万人以内を募集する。

　実験では、東京・神奈川・埼玉・千葉の総合テレビで放送している内容（契約などの関係でネット配信が難しい番組を除く）を、7時から23時までの1日16時間以内で配信。スマートフォンやタブレット、PCから視聴できるようにし、配信インフラの負荷や各種端末への対応状況の把握、アンケートや視聴データの取得よる視聴ニーズの検証などを行う。また、権利処理に関する権利者などの反応と配信不可になった番組の措置の実態も把握するという。

　NHKでは実験開始にあたり、受信契約者およびその世帯構成員から参加者を募集する。現在、「NHKネットクラブ」のプレミアム会員を対象に、10月6日正午まで応募を受け付けている。なお、実験に参加するのは原則として、4週間のうち1週間のみとなる。このほか、インターネット調査会社のモニターからも参加者を募集するという。