LINEが出版事業に参入、「LINEマンガ」のオリジナル作品を紙のマンガに

　LINE株式会社は23日、同社が運営するスマートフォン向け電子コミックサービス「LINEマンガ」にて掲載しているオリジナル作品をベースに、出版事業に参入すると発表した。

“宇宙”と書いて“コスモ”と読むキラキラネームの4歳児がハードボイルドな思考を巡らすギャグマンガ「ハードボイルド園児 宇宙くん」（C）福星英春／LINE

「ニート保護法」という奇想天外な法律で結ばれた2人の恋愛を描く、ほんわかラブストーリー「マリーミー!」（C）夕希実久／LINE

　出版事業の第1弾として、「LINEコミックス」というレーベル名のもと、オリジナルマンガ「ハードボイルド園児 宇宙くん」「マリーミー!」を2016年1月15日に発売する。これらの作品は日販アイ・ピー・エス株式会社が販売協力する。取次各社、書店への販売案内、受注開始は11月上旬を予定。

　LINEマンガは、2013年4月に開始した電子コミックサービスで、アプリの累計ダウンロード数は1100万件。100以上の出版社・レーベルを通し、現在約10万点以上のタイトルを抱えているほか、「LINEマンガ編集部」による全編フルカラーのオリジナル作品を連載している。今回、そのオリジナル作品とユーザーの接点拡大を目的として、紙のマンガ本として展開する。