プーチン氏を揶揄する画像の投稿を禁止したロシア当局、海外メディアに煽られる

　政治家のさまざまなパロディ画像が流行するのはどの国でも概ね同様だが、このたびロシアで公人を揶揄する画像を投稿しないよう当局から警告が行われ、ネット上で波紋を呼んでいる。これは同国政府で情報やマスコミ関連を監督するロシア文化省が自国のSNSに投稿したもので、公人の肖像を用いた画像や偽アカウントなどを用い、その名誉や評判を傷つけるような投稿を行った場合、ウェブサイトの管理者に削除を義務付け、従わなければ訴えるというもの。ここでいう公人とは主にプーチン大統領などを指していると考えられるが、この一件を報じたMarketWatchおよび転載先のWSJでは早速「もはやロシアでは以下のような画像を見ることができないはずだ」として、プーチン氏を題材にしたいくつものコラージュ画像を掲載するなど過激な“煽り”を展開しており、そのことが逆にネットで話題になっているほど。ちなみにこれらの画像にはご丁寧にもShareボタンが設置されているが、使うか使わないかは読者の意思次第だ。

◇プーチンのおふざけ画像は違法、ロシア当局が警告（WSJ）
http://jp.wsj.com/articles/SB12553795185919473670004580579613107787520
◇Russia just reminded us that these Putin memes are illegal（MarketWatch）
http://www.marketwatch.com/story/russia-just-reminded-us-that-these-putin-memes-are-illegal-2015-04-13
◇ロシア文化省による投稿（VK）
https://vk.com/wall-76229642_37568