仮想現実に続いて触覚を伝える時代に？　遠隔地の人と握手できるデバイス登場

　「Frebble」と名付けられた触覚伝達デバイスがKickstarterに登場し、その形状のスタイリッシュさとリーズナブルな価格で話題だ。この製品は、遠隔地にいながらにして握手の感触を伝えることを目的に開発されたデバイスで、握力を鍛えるためのハンドグリップに似た形状をしている。前面を握ると、相手が持つ同じデバイスの親指上部に伸びたプレートが下に押し下げられ、握られたことが認識できる仕組みで、ビデオチャットなどと併用することを想定しているのだとか。アイデア自体は2003年から存在していたというこのデバイス、2個セット89ドルからという価格で出資を募集しており、9月からの出荷を予定しているとのこと。自由度が高いデバイスだけに、Oculus Riftのようなデバイスと組み合わせて触覚を伝達するなど、ほかの使い方を探す動きも加速するかもしれない。

◇Frebble - hold hands online by Frederic Petrignani（Kickstarter）
https://www.kickstarter.com/projects/396691740/frebble-hold-hands-online