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前方の障害物をバイブで知らせる、視覚障がい者向けのウェアラブルセンサーが登場

 シャツの胸元に取り付けて使用する一眼のクリップ型センサーが、Indiegogoで資金調達を行っている。見た目はウェアラブルカメラにも見えるこの製品の正体は、前方にある障害物を検知してバイブレーションで知らせてくれるという、視覚障がい者向けの一品。センサーの有効範囲は前方30度、距離は最大2mで、足元の段差を検知するほど広範囲ではないため、盲導犬や杖の完全な代替というわけにはいかなさそうだが、外出のハードルを下げてくれることは確実で、緑内障、糖尿病網膜症、網膜色素変性症といった病気に悩まされている人にとっては夢のような製品。価格は129ドルからで、現時点では目標の30%の達成率だが、残り期間が1カ月以上あることを考えると製品化が実現する可能性は高そう。海外への出荷にも対応しているとのことで、チェックしておいて損はなさそうだ。

◇The BuzzClip: Wearable Ultrasound for the Blind(Indiegogo)
https://www.indiegogo.com/projects/the-buzzclip-wearable-ultrasound-for-the-blind#/

(tks24)