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■URL
http://www.minc.gr.jp/(6月開設)
http://www.jasrac.or.jp/ (JASRAC)
http://riaj.japan-music.or.jp/
(RIAJ)
社団法人日本音楽著作権団体(JASRAC)、社団法人日本芸能実演家団体協議会(芸団協)、社団法人日本レコード協会(RIAJ)の3団体は、音楽情報の総合ポータルサイト「Music Forest(音楽の森)」を6月に開設する。
Music Forestでは、音楽作品の著作権の所在やアーティスト情報、CDに関する情報などをアーティスト名や曲のタイトルから検索することができるほか、チケット販売やCD販売など他の音楽情報サイトへのリンクも行なわれる。音楽情報の具体的な登録件数については明かにされていないが、JASRACでは、約110万曲の著作権データ、RIAJでは約15万曲のCD情報を所有しており、芸団協の持つ6万人以上の実演家情報も合わせて1度の検索で関連した複数の結果を引き出せるのが最大の特徴だ。また、2000年前半には、一部の楽曲について試聴可能にし、2000年後半には、ユーザー参加型のコミュニティも運営する予定だ。なお、Music Forestは、一般ユーザーや関係者の利便のために、あくまで音楽情報の「入り口」として提供されるもので、例えば、試聴用の音楽データやジャケット写真などのデータは、直接Music Forestのサーバーに置かれるのではなく、各レコード会社へのリンクなどで紹介される。直接的な販売や著作権処理業務などは、Music Forestでは行なわない。
3団体では、Music Forestを開設する目的で、'99年1月に「音楽情報ネットワーク協議会(MINC：Music Information Network Consortium)」を設立し、システムの構築にあたってきた。Music Forestの運営もMINCが担当する。今回のサービスは、それぞれの団体が個別に運用してきたデータベースを統合させる点が特徴で、JASRACが持つ音楽著作権情報データベース、RIAJが持つCDなどの録音物情報データベース、芸団協が持つ実演家情報データベースを統合するという、著作権者/著作隣接権者側の統一的なデータ整備を目指すものだ。また、将来的にMINCの基盤を国際的に提案する考えもあるとのこと。
なお、JASRACでは、Music Forestとは別に4月中に、独自に音楽データベースの公開を開始する(1月18日号参照)。
('99/4/8)
[Reported by okiyama@impress.co.jp]