【ソフトウェア】

軽量ブラウザーの「Opera」が日本語版を来月末頃にリリース

■URL
http://www.opera.com/


※画像は英語版

 軽量ブラウザーとして外国で人気を集めているシェアウェアのブラウザー「Opera」の日本語Windows版が来月11月末頃に発表される。これはノルウェーのOpera Softwareへの取材によって明らかになったものだ。

 Operaは使用するリソースが非常に小さく、インターネットの標準規格にも比較的早くから正確に対応していることでも知られており、欧米諸国ではこのブラウザーを利用しているマニアが多い。現在多くの言語版が公開されており同社のトップページから見ることができるが、中国語、韓国語などアジア系言語が発表されているなかで日本語への対応が大幅に遅れていた。日本国内の熱心なユーザーは自前でフリーソフトウェアを開発して独自に日本語化していたが、不便な点も多く完全な日本語化を実現することができていなかった。今回Operaが日本語版をリリースしてきたのはUNICODEのサポートが完全にできたためだという。

 入手したOpera日本語版の概要だが、製品名は「Opera5.5」となり、現在発表されているWindows版の「Opera5.12」よりもマイナーバージョンアップすることになる。またUNICODEをサポートすることにより完全に日本語表示に対応するほか、Webのレンダリングエンジンも改善されて高速になる見込みだ。メールクライアント、インスタントメッセージクライアントも欧米版と同様に装備され、Opera独特の高度なフルカスタマイズ機能も装備される。ダウンロードサイズはJavaを含まないバージョンで2.9MB.Javaを含むバージョンで10.5MB程度、対応しているOSはWindows 95/98/Me/2000/NTとなっている。

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(2001/10/21)

[Reported by taiga@scientist.com]


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