【ソフトウェア】

米SunがWindows XP用に「Java Plug-In」を発表
XP上での最新版Java利用に必要

■URL
http://www.sun.com/smi/Press/sunflash/2001-11/sunflash.20011105.2.html
http://java.sun.com/getjava/

 米Sun Microsystemsは5日、Windows XP用の「Java Plug-In」アーリーアクセスバージョンを発表した。現在サイトから無料でダウンロードできる。このバージョンは、WWWブラウザー「Internet Explorer(IE) 5.5 SP2・6.0」、「Netscape6.0」以降に対応しており、これを導入することでWindows XP上でJavaアプリケーションを利用できるようになる。

 Sunは、1997年にMicrosoftがSunからライセンスしたJavaの一部を許可なく改変しているとして訴訟を起こしている。その後、和解したがMicrosoftは最新版のJavaをライセンスすることができなくなった。Microsoftは、依然として古いバージョンのJavaを利用する権利を保有しているが、Windows XPの発売前にMicrosoftはJavaVMソフトウェアをWindows XPからすべて除去することを決定した。その結果として初期設定のままではWindows XPやその上で動作するIEの上でJavaアプリケーションを利用することができなくなっている。

 Sunでは、今回発表したJava Plug-Inは、WindowsXP上でJavaアプリケーションを動かすために不可欠なものだとしている。多くの企業がアプリケーションをJavaで構築しているほか、Javaで動作するチャットアプリケーションやゲームを多くのユーザーが利用しているため、同社ではこのプラグインを積極的に導入するようユーザーに呼びかけている。

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(2001/11/6)

[Reported by taiga@scientist.com]


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