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「アイ・システム」で提供されるネットワークカメラ |
株式会社エヌ・ティ・ティエムイー(NTT-ME)は、16日より新築住宅向け情報配線サービス「ホームLAN」に新メニュー「ライトタイプ」追加する。また同時に、「ライトタイプ」のオプションとしてネットワークカメラ「アイ・システム」の販売を開始する。
従来の「ホームLAN/LANタイプ」では、「情報配線パネル」にISDNダイアルアップルーターを内蔵して各部屋にインターネット接続を提供してきた。しかし、ASDLやCATVの普及してアクセスラインの多様化とブロードバンド化が進んでいるため、今回の「ライトタイプ」の登場となった。
ライトタイプでは、インターネットの接続機器についてはユーザーが用意するため、従来の「LANタイプ」よりも低価格に設定されている。料金は46,500円で工事費別。各部屋に設置される「情報コンセント」は電話回線やLANのコネクターなどが備えられており、イーサーネットのハブなどが納められた情報配線パネルとスター状に配線される。インターネットの接続は電話回線のコネクターにADSLモデムなどを接続。ルーター機能を備えたADSLモデムの場合は、情報コンセントのLANコネクターと接続を行なえば各部屋へインターネット接続が利用できるようになる。そのため、ADSLモデムのほかにCATVインターネットやFTTHにも対応できる。
また、ライトタイプのオプションとして、ネットワークカメラ「アイ・システム」が追加された。価格は52,800円。アイ・システムのカメラは単体でネットワークに接続できるためサーバーなどは必要ない。離れた部屋で寝ている子供の様子を見たり、玄関などに設置してセキュリティー機器としての利用が考えられる。アイ・システムからの映像は同じホームLANに接続しているパソコンからだけではなく、固定IPアドレスを取得すれば、インターネットを経由して見ることもでる。なお、「アイ・システム」は同社が運営するISP「WAKWAK」の固定IP型フレッツ・ADSL対応コース「ざんまいADSLコース」とパックで提供(月額2,800円)される。各部屋への配線は22mmの配管を利用して、将来的に光ファイバーを通すことも考えられているという。
同社では、各住宅メーカーと連携して2002年度末までに「ホームLAN」については3,000セット「アイ・システム」については500セットの販売を目標にしているという。
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(2001/11/15)
[Reported by adachi@impress.co.jp]