【ソフトウェア】

ボーランド、Webサービスに対応した「Borland C++ Builder 6 日本語版」を発表

■URL
http://www.borland.co.jp/news/cppbuilder6.html
http://www.borland.co.jp/news/net_platform.html

C++ Builderの適応例。Webサービスによりさまざまなデバイスやサーバーとの連携が可能となる

C++ Builder 6の画面

 ボーランド株式会社は19日、Webサービスに対応した開発環境「Borland C++ Builder 6 日本語版」を3月19日から出荷すると発表した。

 新バージョンC++ Builder 6では、特徴であるビジュアル開発環境を用いて、XMLベースのWebサービスに対応したアプリケーションを開発できる。SOAP(Simple Object Access Protocol)への対応や、Oracle、SQL Server、InterBaseなどのデーターベースへの接続もサポートされている。また、今回の対応OSはWindowsのみとなるが、今後は同社が提供している開発環境製品「Delphi」と「Kylix」と同様に、Linuxとのクロスプラットフォームにも対応するとしている。

 C++ Builder 6は、プログラミングの修得を目的としたPersonal版(価格1万円)、個人のパワーユーザーや小規模なシステム開発を目的としたProfessional版(価格6万8,000円)、企業内のシステム構築を目的としたEnterprise版(価格36万円)が用意されている。Enterprise版ではすべての機能が使用可能だが、Personal版とProfessional版については、データーベースへのアクセスやWebサービスなどの機能が制限されている。

 また同日に開催されたC++ Builder 6の発表会の席では、代表取締役社長である安藤由男氏が同社の成果と今後の展望について説明した。2001年の日本法人における成果としては、新製品の発表、システム構築を支援するサービスの強化、イベントの参加と実施の3つを挙げられるとのこと。イベントについては、同社が主催した「Borland Conference 2001 Tokyo」は概ね好評だったため(参加者約700名、スポンサー30社以上)今年も開催する意向だという。

 さらに、米Borlandが12日に発表したDelphiとC++BuilderのMicrosoft .NET対応版についての説明も行なわれた。予定としては、米国では今年の後半に発売され日本語版も続いて出荷されるという。

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(2002/2/19)

[Reported by adachi@impress.co.jp]


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