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■URL
http://www.jp.opera.com/ (Opera日本語版)
http://www.opera.com/ (Opera社)
http://www.transware.co.jp/ (トランスウエア)
「ミスターバイキング」Opera SoftwareのCEO Jon Stephenson von Tetzchner氏。左手は、Operaを搭載したLinux Zaurus。 |
ノルウェイのOpera Softwareと日本語版の販売元である株式会社トランスウエアは25日、「Opera日本語版」の製品発表会を開催した。
発表会ではまず、トランスウエア代表取締役社長の木下陽代志氏が日本におけるOperaの戦略について説明を行なった。それによると、まず当面は、ダウンロード販売と無料版(広告表示がある)の配布に重点を置くという。2月初旬の日本語版発表以来の実績としてはダウンロードは20万回、登録は2,500ユーザーとなり予想を上回る勢いだという。また、スキンやAPIなどを利用したOperaのカスタマイズにより、各メーカー(ISPやハードウェアメーカー)からのOEM販売の計画も進めているという。将来的には、パソコンだけではなくPDAや携帯電話などさまざまなデバイスにOperaを組み込むことも考えており、さらに同社が提供しているWebメールシステム「Active mail」との連携も進めていくという。
次に、Opera SoftwareのCEOであるJon Stephenson von Tetzchner氏が挨拶に立った。同氏はOperaについて、「Windows、MacOS、Linux、Solarisなど多くのプラットフォームに対応している」「40か国語のバージョンを出している」など、さまざまな環境で利用できることをアピールした。また、各プラットフォームのOperaは共通のカーネルを使っており、「移植がしやすい」「操作性が統一されている」などの特徴を挙げた。さらに今後の戦略として、パソコンだけではなくPDAや携帯電話にも組み込み、「すべてのインターネットデバイスでOperaを動かす」ことを挙げ、各企業と積極的に連携を進めていくという。その一例として、米Sharpが米国で発売を予定しているPDA、Linux搭載「Zaurus」の標準ブラウザーにOperaが採用されたことを紹介した。
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(2002/2/25)
[Reported by adachi@impress.co.jp]