【業界動向】

ソニー銀行、初年度決算は41億円の赤字

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http://www.sonybank.net/

 インターネット専業銀行のソニー銀行株式会社は、設立後初の決算となる2001年度決算を発表した。“異業種企業による初のフルサービス型インターネットバンク”として注目された同行だが、初年度は約41億円の赤字となった。

 決算資料によると、2001年度の経常収益は38億5,600万円、経常費用が79億8,800万円となり、経常損失として41億3,200万円を計上している。また総預金残高は1,064億7,200万円で、うち外貨預金(米ドル・ユーロ)の残高は152億3,200万円。外貨預金の総預金残高に占める割合は14.3%に達している。口座開設数は2002年3月末時点で8万7,427件。口座開設者は男性が74.4%を占め、また年齢別では30代が39.8%と最も多く、次いで20代の27.6%、40代の18.2%となった。

 ユニークなデータとしては、2001年11月末では口座開設者の性別が男性82.1%、女性17.9%だったのに対し、2002年3月末では男性74.4%、女性25.6%と、第4四半期で女性の割合が急増している。これには2001年12月に開始した「MONEYKit-PostPet」が大きく寄与していると見られる。口座申込み数も第3四半期(2001年10~12月)は2万1,128件と落ち込んだのに比べ、第4四半期(2002年1~3月)では1.7倍の3万6,909件と大きく伸びている。なお2001年度末時点でインターフェイスに「MONEYKit-PostPet」を選んでいる口座開設者は全体の四分の一に上るという。

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(2002/5/15)

[Reported by aoki-m@impress.co.jp]

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