■URL
http://www.kazaa.com/en/news/100million.htm
P2Pファイル交換ソフト「KaZaA Media Desktop」を開発しているオーストラリアのSharman Networksは6日、米CNETのダウンロードサイトDownload.comの測定で、同ソフトのダウンロード件数が1億件を突破したと発表した。1億件のダウンロード件数はP2Pソフトとしては空前の記録で、消費者がさまざまなデジタルメディアを交換するために同ソフトを選択していることが明らかになったとしている。
KaZaA Media Desktopは今年4月以降、Download.comにおいて最も人気の高いソフトウェアにランクされており、そのダウンロード件数は1週間当たり平均200万件に達するという。
Sharman Networksは1月、オランダのKaZaAから「KaZaA Media Desktop」や同ソフトの配布サイト「KaZaA.com」などを買収している。Sharman NetworksのCEOを務めるNikki Hemming氏は「KaZaA.comを買収して以来、ユーザーに最良のソフトウェアや体験を提供できるよう努力してきた。我々は今後も、世界中のユーザーを惹きつけた技術革新を継続すると保証する」とコメントした。
KaZaAは、米Napsterが2001年7月にサービスを停止して以来、P2Pソフトとして人気が急上昇している。Napsterについては、大手レコード会社との著作権侵害訴訟で、米連邦地裁が著作権付き楽曲の交換を禁じる判決が下されたためサービスを停止した。KaZaAに対しても、大手レコード会社から同様の訴訟を起こされており、Napsterと同様の判決が下されれば、KaZaAも没落する可能性もある。
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(2002/8/7)
[Reported by 江藤 浩幸]