「.NET」と緊密に統合、「Content Management Server 2002」正式版リリース

■URL
http://www.microsoft.com/cmserver/
http://www.microsoft.com/presspass/press/2002/Oct02/10-06CMS02LaunchMECPR.asp

　米Microsoftは6日、同社のサーバー製品シリーズ「.NET Enterprise Server」の新製品として、「Content Management Server (CMS) 2002」正式版を翌日の7日にリリースすると発表した。同製品は、同社のインターネット技術「.NET」と緊密に統合され、企業がWebサイトを効率的に構築、展開、保守することができるWebコンテンツ管理システムだ。

　CMS 2002は、同社のプラットフォーム「.NET Framework」および統合開発環境「Visual Studio .NET」との統合により、開発者がコンテンツ管理に対応するWebアプリケーションや、コンテンツ指向のWebサービスを開発する環境を提供する。また、「Office」との統合により、企業ユーザーが「Word」からWebページを発行することが可能で、生産性を向上できるとしている。

　CMS 2002は、XMLコンテンツの管理や、コンテンツや機能をXML Webサービスとして公開する機能を備えている。これらにより、異種環境に組み込んだり、既存の企業システムと接続可能になるという。また、Microsoftの「Application Center」との連携により、開発サイクル全体を通して、Webサイトをより迅速に展開できるようにした。

　CMS2002の価格は、1CPU当たり4万2,000ドル。年末までに、一般的に利用可能になる予定。

(2002/10/7)

[Reported by 江藤 浩幸]