【調査結果】
「.NET」と「Java」のプラットフォーム戦争は五分の争い~米調査結果
■URL
http://www.evansdata.com/pr10072002.html
米調査会社Evans
Dataが7日発表したところによると、米国の開発者のうち「.NET」と「Java」を採用する開発者の割合がほぼ半数に分かれていることが明らかになった。
調査結果によると、現在40%の開発者が.NETで開発を進めており、1年後に.NETで開発する予定の開発者は63%だった。一方、現在Javaで開発している開発者は51%、1年後にJavaで開発する予定の開発者は61%だった。現時点では若干Javaが優位であるが、1年後にはほとんど両プラットフォームの採用率に差がなくなる事が分かる。
また、Webサービス自体の採用率は現在57%だが、1年後には87%へと著しい伸びを示すことが予測されている。実際ここ6ヵ月以内にWebサービスアプリケーションも配備する、あるいは配備する予定を持っている開発者は43%であり、調査によると、この初期段階ではWebサービスをインターネットに公開するというよりは、イントラネット内にWebサービスを配備する傾向が見られ、よりビジネスプロセス志向であることが判明した。
またWebサービスの開発の際の問題点として24%が「セキュリティー」を挙げ、21%が「Webサービス標準規格のあいまいさ」、16%が「サービス志向のアプリケーションアーキテクチャを構築する難しさ」を挙げている。
こうした調査結果についてEvans DataのアナリストEsther Schindler氏は「Webサービスは流行語からビジネスソリューションへと卒業したようにみえる」とコメントした。
(2002/10/8)
[Reported by 青木 大我 (taiga@scientist.com)]
|