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【サービス/ユビキタス】

プリンターがワイヤレスに!?
いつでもどこでもプリントできる「PrintMe」

■URL
http://www.printme.com/
http://www.efi.co.jp/

 外出先のプリンターを目前にして、自分のノートPCのデータをプリントアウトできないといった苦い経験がなくなるかもしれない。米Electronics For Imaging社の日本法人イー・エフ・アイ株式会社(EFI)は8日、インターネットを経由して時間や場所を問わずにプリントアウトできるサービス「PrintMeネットワーク」の国内展開を12月から開始すると発表した。米国では2002年3月からサービスが開始され、米Yahoo!にも「PrintMeボタン」が追加されるなど、普及が始まっている。

 PrintMeネットワークでは、プリントしたいデータをWebブラウザーやメールでサーバーへ送信し、プリンターに接続された専用端末「PrintMeステーション」にドキュメントIDとPINナンバー(任意に設定)を入力することで、プリントアウトが可能になる。対応フォーマットは、WordやExcel、PowerPointなどのMicrosoft Office製品のほか、TXT、PDF、HTML、JPEGなど。対応フォーマット以外の文書でも、事前に「PrintMeドライバー」をダウンロードしておくことで利用が可能になる。

 PrintMeネットワークで提供されるサービスは3種類。一番シンプルなのは、各PrintMeステーション専用のWebページにアクセスすることで、その都度プリントできるサービスだ。

 利用機会が多いユーザーは、登録無料の「アカウントプリンティング」がお勧めだ。これは、ユーザー専用のWebストレージ(25MB)に文書をあらかじめ保存しておくことで、いつでも、どこでも、何回でもプリントアウトが可能になるサービス。PrintMeステーションにユーザーIDを入力することで、ストレージにアクセスできるので、デバイスフリーで印刷可能だ。なお、受信箱に保存されているデータは21日間で消えてしまうが、自由にディレクトリを作成し保管することもできる。

 さらにヘビーユーザー向けに有料(9.99ドル/月)の「プレミアムプリンティング」も用意されている。このサービスでは、保存容量が50MBになるほか、FAXからの出力(10枚まで無料、以降1枚0.20ドル)も可能になる。

 EFIが想定する利用方法だが、自分のデータを外出先で出力するだけでなく、ドキュメントIDとPINナンバーを連絡することで、出張先の同僚に書類を届けたり、田舎の祖父・祖母にデジタルカメラで撮影した画像を配信することもできるという。IDとPINナンバーは、Webブラウザー上から任意のメールアドレスに通知できるほか、プリント可能期間や回数の制限も設定可能だ。

 気になるプリント料金だが、EFIではホテルやコンビニエンスストア、ホットスポットサービス事業者などのプリントプロバイダーに任せるという。そのため「通常のコピー料金と同様、コンビニエンスストアなり、ホテルなりの価格になる」と予想している。また、ユーザーアカウント取得者は、Web上で近所にある「PrintMeステーション」を検索できる。

記者発表会で稼動していたデモ機。無線LANで接続されている 一番シンプルなサービスのWeb画面。「/」以下がPrintMeステーションのIDに対応している PrintMeステーション

 EFIでは、10月からコクヨデスカット、品川プリンスホテル(稼動中)、ストックプラス、日本航空サクララウンジ、富士ゼロックス無線LANサービス、理経LANサービスにおいてテストサービスを開始する。また、10月16日~19日に東京ビッグサイトで開催される「WPC EXPO 2002」でも体験コーナーを出展する予定だ。米EFIのワールドワイドセールス担当副社長のFrank Mallozzi氏は、「ATMでお金を引き出すように、PrintMeでプリントして欲しい」とコメントした。

(2002/10/8)

[Reported by okada-d@impress.co.jp]

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