【新製品 / ソフトウェア】
米Microsoft、XML対応の情報収集・生成ツール「XDocs」を発表
■URL
http://www.microsoft.com/presspass/press/2002/Oct02/10-09OfficeFamilyPR.asp
米Microsoftは9日、「Office」ファミリーの新アプリケーション「XDocs」(開発コード名)を発表した。XDocsはXMLに対応し、ダイナミックなフォームを簡単に生成、連携可能にすることで、情報の収集作業を容易にするツール。2003年半ばに発売する予定だ。
顧客が定義した「XMLスキーマ」に対応するほか、XML Webサービスとも統合できるため、XDocsで収集した情報をさまざまな業務処理に組み込める。Microsoftによると、現在の組織では、データ収集において非効率的で間違いの多い方法に頼らざるを得ないことが多く、収集した情報を共有したり、業務処理に再利用するのが困難だという。
XDocsの検証機能では、精度が高く業務基準を満たしているデータのみを収集できるほか、XDocsは顧客が定義したXMLスキーマにも対応するため、どのような構造をもった情報を抽出するかを正確に定義できる。
Microsoftでは、XDocsはXMLへの対応により、既存の顧客管理システム(CRM)や統合業務パッケージ(ERP)、サプライチェーン管理システムなどに直接情報を組み込めるので、「プロジェクトの状況やチームの報告などのグループ単位の業務で利用できるようになる」と説明している。
(2002/10/10)
[Reported by 江藤 浩幸]
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