米Yahoo!の第3四半期決算、50%の増収で2四半期連続の黒字
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http://docs.yahoo.com/docs/pr/3q02pr.html
米Yahoo!は9日、2002年第3四半期の決算を発表した。売上高は2億4,880万ドルで、前年同期の1億6,610万ドルに比べて50%の増加。前年同期には計上していなかったHotJobsの売上を除いても、前年同期比36%の増収となった。また、一般会計基準に基づく純利益は2,890万ドルで、前年同期は2,410万ドルの赤字だった。2四半期連続の黒字となった。
2002年第3四半期の売上高のうち、広告などのマーケティングサービス売上が前年同期比22%増の1億4,740万ドル。手数料や掲載料による売上は同124%増の8,310万ドルで、HotJobs(2002年第1四半期に買収)の売上を除いても66%の増加となる。また、商取引売上が同118%増の1,830万ドルとなっている。
地域別では、米国の売上高が前年同期比51%増の2億1,010万ドル。米国外の売上高は同45%増の3,870万ドルで、売上高全体に占める割合は16%と、前年同期と同じだった。
Yahoo!は2002年第1四半期まで、6四半期連続の赤字を計上。黒字転換を果たすため、売上高に占める広告収入の割合を減らして有料サービスによる収入の割合を増やすというビジネスモデルの転換を図っている。Yahoo!のTerry Semel会長兼CEOは「厳しい外部環境にもかかわらず、当社が収益拡大を目指して約1年前に立てた戦略と計画が成果をあげている」とコメントしている。
今後の見通しについては、2002年通期の売上高が9億3,000万～9億5,500万ドル、EBITDA(金利・税金・償却前利益)が1億9,000万～2億ドルと見込んでいる。同社は7月、2002年通期の売上高見通しを9億～9億4,000万ドルと発表しており、これを上方修正した。また、2003年通期の売上高が10億7,500万～11億7,500万ドル、EBITDAが2億5,000万～3億ドルと予測している。
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(2002/10/10)
[Reported by 江藤 浩幸]