【調査】
2006年にはオンライン広告の約4割が動画広告へ
IDCJが予測
■URL
http://www.idcjapan.co.jp/
IT関連の調査会社であるIDC Japan(以下IDCJ)は、国内におけるインターネット広告市場についての調査結果と、今後の規模予測を発表した。
これによると、2001年の国内インターネット広告市場規模は約707億円。前年比29%増加ではあるが、2000年までの毎年倍増していた状況に比べると、伸びの鈍化が目立つ。特に従来インターネット広告の主役だったバナー広告が、クリック率の低下や費用対効果への疑問などから、広告単価の減少や新規出稿の減少に苦しむようになった。またメール広告も、シェア自体は広告市場全体の約3割と、2000年のほぼ倍になったものの、単価の減少などについてはバナー広告同様伸び悩んでいる面がある。
IDCJでは、こうした状況のなか、ブロードバンド環境の普及と合わせて2001年後半から登場した動画広告が、2003年から本格的な普及期に入ると考えている。2001年には0.2%だった動画広告は、2003年には8.0%、2006年には38.5%に達するというのが同社の予測だ。また広告市場規模も2002年までの停滞期から、2003年以降は動画広告の急増などで広告形態別のシェアを変化させながら再び上昇期に入り、2006年には3,286億円の市場規模に達すると予測している。
(2002/10/11)
[Reported by aoki-m@impress.co.jp]
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