【業界動向 / サービス】
英Reuters、金融機関向けのIMサービス提供開始
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http://www.about.reuters.com/newsreleases/art_14-10-2002_id1080.asp
英ニュース配信のReutersは14日、金融機関向けのインスタントメッセージング(IM)サービス「Reuters
Messaging」を提供開始したと発表した。同社によると、既に世界84カ国の1,100社が同サービスに契約しているという。
同サービスは、ReutersがMicrosoftと共同開発したもの。規制当局のメッセージの保存や検査に関する規定に対応するなど、金融機関のセキュリティ要求を満たしている。
同サービスにより、ユーザーは同僚や顧客と即座にコミュニケーションしたり、ディレクトリを介してコンタクト情報にアクセスし、相手がオンラインに接続しているか、ビジネスの話をできるかを確認できる。また、ユーザーは1対1の対話のほか、グループで会話することもできる。
Reuters Messagingは、業界標準のプロトコル「Session Initiation Protocol」(SIP)を採用し、Windowsのデスクトップから利用できるほか、金融機関で利用している端末やシステムに容易に組み込めるという。Reutersは同サービスを、有料サービス「Reuters 3000Xtra」や「Reuters BridgeStation」などに組み込む。また、さまざまな金融機関のニーズに合わせて開発中の新サービスでも利用可能にするほか、顧客と協力して社内システムにも組み込んでいく。
(2002/10/15)
[Reported by 江藤 浩幸]
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