【サーバー製品】
~同社のWebアクセス管理分野参入への切り札となる製品
RSAセキュリティ、Webアクセス管理ソフト「RSA ClearTrust 5.0」を発売
■URL
http://www.rsasecurity.com/japan/news/data/200210151.html
RSAセキュリティ株式会社は15日、同社の戦略「Trusted Identity & Access Management(以下、TIAM)」の一環として発売されるWebアクセス管理ソフト「RSA ClearTrust 5.0日本語版(以下、RCT)」を11月1日より販売すると発表した。価格はユーザー数500の場合で、1ユーザーあたり4,680円からとなる。
RCTは、RSAセキュリティが9月10日に発表したWebアクセス管理分野に関する戦略TIAMを具体化するための第一弾商品となるもの。TIAMは、ネットワーク認証「Liberty Alliance」やセキュリティー標準規格「SAML」、「.NET」などの複数のプラットフォームでの標準化を目指している。RCTではこの戦略を実現するために、これらの規格が既にそれぞれの仕様で提供しているアクセス管理(Windowsの「Active Directory」など)やアクセス権限などの設定を引き継ぐことを可能している。
RCTで実際に提供される機能や特徴としては、「スマートルール」や「DALアーキテクチャー」、「SAML v1.0に準拠」などがある。「スマートルール」は、アプリケーションで更新される属性情報に基づいてWebアクセスポリシーを策定できる機能だ。例えば、会員情報を基に会員レベルに応じてアクセス許可をする場合、会員情報を管理しているアプリケーションで変更が行なわれると、それに応じてアクセス権にも反映されるというもの。「DALアーキテクチャー」は、人事情報や顧客情報などの既存のデータベースやディレクトリーをRCT用のデータに転用するためのアーキテクチャー。これにより、既存のデータベース等を再構築・再定義しなくてもRCTに転用することが可能となる。XMLフレームワーク「SAML v1.0」への準拠では、企業間においてもセキュアなシングルサインオンが可能になるという。また、この他にも基本的な機能として「Webアクセス管理」や「Webシングルサインオン」なども備える。
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(2002/10/15)
[Reported by otsu-j@impress.co.jp]
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