【サービス】
アマノ、PDFファイルで手軽に時刻認証できるサービスを開始■URL
「アマノデジタルタイムスタンプサービス」では、「Adobe Acrobat 5.0日本語版」のプラグインソフトとして発売する「e-timing EVIDENCE for Adobe Acrobat」を用いて、PDFファイルへのデジタルタイムスタンプの埋め込みを行なう。埋め込まれたタイムスタンプはPDFファイル上で“印影”として表示され、この“印影”をクリックするだけで検証ができ、対象文書が改ざんされているかどうかを確認可能だ。 同サービスでは、アマノが2001年1月から運営中のUTC(協定世界時)を保持する時刻認証局「アマノタイミングセンター」の時刻情報を用い、PDF文書本体のハッシュ値(電子文書を特定できる指紋的なデータ)と時刻情報を紐付けた上で、RSAセキュリティ社によるPKI・暗号化技術を用い、電子文書に改ざん検知可能なタイムスタンプ情報を“印影”として埋め込んでいる。このため、“印影”を施したPDF文書ファイル自体に電子署名がなされる形で、PDFファイル単体での検証が可能な点を特徴としている。タイムスタンプは丸型・角型・不可視の3種から選択でき、検証も“印影”かスタンプアイコンをクリックするだけで実施できる。なお検証には無償のプラグインソフト「e-timing EVIDENCE Verifier for Adobe Acrobat」が必要となる。 「e-timing EVIDENCE for Adobe Acrobat」は、パッケージソフトとして発売され、価格は9,800円。タイムスタンプの埋め込み(生成)は1文書20円の料金がかかり、WebMoneyでの決済となるが、「e-timing EVIDENCE~」には2,000円分のWebMoneyのプリペイドカードが同梱されているため、パッケージ購入で即日利用が可能だ。なお検証は無料で実施できる。 アマノでは、PKIを意識せずに利用できる手軽な時刻認証・検証サービスとして「アマノデジタルタイムスタンプサービス」を展開する方向で、企業のIR関連文書や技術資料、オンラインショッピングでの決済手続完了や著作権保護といった場面で、このサービスの利用を想定している。 ◎関連記事 (2002/10/16) [Reported by aoki-m@impress.co.jp] |
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