【調査結果】
2004年には100万世帯前後に
米国でFTTH導入家庭が年間数100%で成長~米報告
■URL
http://www.ftthcouncil.org/FTTHInstallations101502.PDF
FTTH(住宅用光ファイバー)の普及促進を目指す非営利団体「FTTH
Council」は15日、FTTHを導入する米国家庭が、2002年の7万2,100世帯から2003年には31万5,000世帯へと330%増加し、2004年には80万~140万世帯へとさらに150%~340%増加するとの調査報告を発表した。
同調査は、FTTH市場の関係者600人以上にインタビュー形式で実施したもの。2003年の予測は、FTTH事業者の工事予定に基づいて算出した。
同調査によると、過去半年間に米国で新築された住宅のうち、1%でFTTHサービスを利用可能となっている。FTTHが指数関数的に成長するのに対し、DSLやケーブルなどの他のブロードバンド技術は、年間成長率が約72%にとどまると予測している。
現在、FTTH導入家庭のほとんどが高速インターネットを利用しており、約4分の3が動画を、約3分の2が音声を利用している。最近では、FTTH導入家庭の60%が、これら3つのサービスを利用しているという。
FTTH CouncilのJames Salter会長は「今回の調査により、光ファイバーが21世紀のブロードバンド技術であり、その導入世帯数が今後数年以内に十分な数に達することが明らかとなった。光ファイバーの巨大な帯域を用いて、仕事や遠隔医療、教育、娯楽、商取引などのアプリケーションから得られる利点が増大し、セキュリティ強化も完全に実現するだろう」とコメントしている。
(2002/10/16)
[Reported by 江藤 浩幸]
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