【調査結果】
米国で高所得層のインターネット利用率が増加
~Nielsen//NetRatings調査
■URL
http://www.nielsen-netratings.com/pr/pr_021015.pdf
米Nielsen//NetRatingsは15日、米国における9月のトラフィック調査において「高所得層のインターネット利用率が増加している」との調査報告を発表した。世帯所得が年間10万以上15万ドル未満の所得層が最も成長率が高く、利用者数は前年同月比20%増の1,500万人に達し、インターネット人口の12%を占めている。
2番目に成長率が高いのは、世帯所得が年間15万ドル以上の所得層で、前年同月に比べて14%増加した。3番目は世帯所得7万5,000ドル以上10万ドル未満の層で、年間成長率12%で、インターネット人口の17%に当たる2,100万人に増加した。一方、世帯所得が2万5,000ドル未満の層は年間成長率が2%、2万5,000ドル以上5万ドル未満の層では5%だった。
なお、米国の国勢調査によると、2002年の平均世帯所得は5万5,000ドルだった。インターネット人口に占める割合もこの層が最も多く、5万ドル以上7万5,000ドル未満の層が31%、2万5,000ドル以上5万ドル未満の層が27%、7万5,000ドル以上10万ドル未満の層が17%となっている。
Nielsen//NetRatingsの主席アナリストを務めるLisa Strand氏は「米国企業では、インターネットが電話やファクスと同様に必要不可欠な環境として認識されつつある。同時に、広告主は、インターネットが特に職場の高所得層と彼らの財布に到達するための機会を増やしてくれることに注目すべきだ」と指摘している。
(2002/10/17)
[Reported by 江藤 浩幸]
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