英BT、180万会員に対して無料でスパムとウィルスメールを除去

■URL
http://www.btplc.com/Mediacentre/Agencynewsreleases/2002/an112.htm

　英国最大の電話会社British Telecom傘下企業で、会員数規模で英国第4位のISP「BTOpenworld」は17日、Brightmailと提携してスパムメールとウィルスメールを無料で除去するサービスを開始すると発表した。

　BTOpenworldは、会員数250万人のFreeserve、Tiscali、AOL UKに続く英国第4位のプロバイダーで、現在約180万人の会員を有している。無料でスパムメールとウィルスメールを除去するサービスを提供するISPとしては英国最大となる。

　このサービスは、BTOpenworldのWebサイトで利用者の希望により無料で利用することができ、スパムメールは別のフォルダーに自動的に転送され、30日間保存された後に自動的に削除される。またウィルスメールはSyamntecの技術によってウィルスファイルが取り除かれ、それからユーザーに送信される。このサービスは10月終わりまでに開始する予定で、まずブロードバンド利用者に対して、そして2002年終わりまでにはナローバンド利用者に対して提供される予定だ。

　今回BTOpenworldが採用したBrightmailの技術では、統計的に100万ものメールボックスに相当する規模の囮メールアドレスを使ってスパムメールを収集する。それによってスパムメールを除去するためのフィルタリングルールを作成し、BTOpenworldはそれを10分間隔で更新して利用者ができるだけスパムメールを受け取らないようにするものだ。

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(2002/10/18)

[Reported by 青木 大我 (taiga@scientist.com)]