【業界動向 / 団体】
大手金融機関7社、金融機関向けのIM標準化を推進する団体設立
米ウォール街の大手金融機関7社は16日、金融機関向けのインスタントメッセージング(IM)サービスの標準化を推進する団体「Financial Services Instant Messaging Association」(FIMA)を設立したと発表した。
同団体を設立したのは、米Credit Suisse First Boston、J.P.
Morgan Chase、Lehman Brothers、Merrill
Lynch、Morgan Stanley、米UBS
Warburgおよび独Deutsche Bankの7社。
FIMAは、金融機関内でIMの標準化を推進したい参加企業に対して、オープンな活動を行なっていく。また、標準化団体IETFの標準仕様を支持することで、IMベンダー間の相互運用性を推進する。
米IDCによると、IMユーザー全体の70%が職場において、個人用と業務上の両方の通信に対応する技術を使用している。しかし、IMは各社のプラットフォームに依存しているため、1つのIM製品のユーザーは通常、他のプラットフォームのユーザーと通信できない。FIMAは、様々なIMソリューションを評価し、相互運用性やセキュリティの要件に合致するIMを認定することで、金融機関を支援していく。
(2002/10/18)
[Reported by 江藤 浩幸]
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