【裁判】
米Agere、無線LAN規格「802.11b」の特許侵害でIntersilを提訴
■URL
http://www.agere.com/NEWS/PRESS2002/101702b.html
http://www.intersil.com/pr/shell/0,1091,841,00.html
通信機器用のICを開発する米Agere
Systemsは17日、同社の特許を侵害したとして、競合するIntersilを米デラウェア州の連邦地裁に提訴したと発表した。AgereはIntersilに対し、損害賠償と特許の使用差し止めを求めている。
Agereは、Intersilが6件の特許を侵害しており、それらのうち3件は無線LAN規格「802.11b」に準拠するために不可欠な特許だと訴えている。Agereによると、これら3件の特許を相応の条件でライセンス供与することで合意していたが、Intersilがライセンス料を全く支払わずにこれらの特許を使用していると訴えている。
また、残りの3件の特許は、Agereが開発した物理層と無線部品に関するもので、これらの特許は現在、Intersilの無線LANチップセットや参照デザインに用いられていると主張している。
Agereの訴えに対し、Intersilは同日声明を発表。同社のRich Beyer社長兼CEOは「我々は、当社の無線LANチップがAgereのいかなる特許も侵害していないと信じており、徹底的に争っていく方針だ」と反論している。
(2002/10/21)
[Reported by 江藤 浩幸]
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