【セキュリティー】
~デジタル署名を使用したウィルス定義ファイル更新を導入など
シマンテック、スパム対応などを強化したメールゲートウェイ製品を発売
■URL
http://www.symantec.co.jp/region/jp/news/year02/021022.html
|
SASGのウィルス対策設定画面
|
株式会社シマンテックは、メールゲートウェイ向けウィルス対策ソフト「Symantec AntiVirus for SMTP Gateways 3.0」(以下、SASG)を11月11日より発売すると発表した。
SASGは、ウィルス感染経路の約9割がメールという実情を踏まえて、企業のゲートウェイレベルでウィルスメールやスパムを防ぐための製品だ。2001年7月に発売されたバージョン2.5の後継となっており、スパムリスト対応やデジタル署名によるウィルス定義ファイル更新などの機能を新たに搭載している。
スパムを遮断する機能は、スパムメールのメッセージサイズや件名、送信者アドレスなどを一般的なスパムリストのDBを基に参照して遮断するというもの。具体的には、第三者メールの中継をしているサイトを登録したデータベース「MAPS(Mail Abuse Prevention System)」などに対応しており、これらのDBに登録されているメールアドレス等を拒絶する。デジタル署名によるウィルス定義ファイルの更新機能は、従来のライブアップデートではデジタル署名を採用していなかったために、シマンテックのライブアップデート用のサーバーを詐称して不正なウィルス定義ファイルが配布される可能性があった。シマンテックの他の製品では既に「LiveUpdate1.7」で対応しているが、SASGでも今回対応することになった。
SASGでは、Webゲートウェイ用ウィルス対策とURL/コンテンツ・フィルタリングソフト「Symantec Web Security 2.5」と組み合わせて、ゲートウェイ用セキュリティー総合製品「Symantec Gateway Solution」としてライセンス販売される。価格は、ライセンス単価で100~249ライセンスの場合5,300円となっており、販売目標は初年度で3.5億円。
◎関連記事
■シマンテック、中小企業向けセキュリティーアプライアンス製品を発売
(2002/10/22)
[Reported by otsu-j@impress.co.jp]
|