【決算】
米RealNetworksの第3四半期決算、会員制サービスは堅調ながらも赤字は拡大
■URL
http://www.realnetworks.com/company/press/releases/2002/q302results.html
米RealNetworksは22日、2002年第3四半期の決算を発表した。売上高は4,540万ドルで、前年同期の4,530万ドルに比べて横ばい。純損失は3,540万ドルで、前年同期の1,940万ドルから赤字幅が拡大した。当期の純損失には、リストラ費用や分割コスト、事務所設備や株式投資の減価償却費などの一時経費3,080万ドルが含まれている。
部門別では、消費者部門の売上高が2,820万ドルで、第2四半期の2,500万ドルから増加。このうち、会員制サービスの売上が前期比2,140万ドルで76%を占めている。一方、システム部門の売上高は1,550万ドルで、第2四半期の1,710万ドルから減少。広告売上は前期比5%増の170万ドルだった。
同社は併せて、今後の見通しについて明らかにした。第4四半期の売上高は、消費者部門の売上高は増加するもののシステム部門の売上高が減少するため、第3四半期に比べて横ばいか、やや減少する見込み。純損失も第3四半期に比べて横ばいか、やや縮小する見込み。
同社のRob Glaser会長兼CEOは「消費者部門は、会員制サービス『RealOne』のユーザー増加に伴って、堅調に拡大している。しかし、システム部門は依然として問題を抱えている」とコメントしている。
(2002/10/23)
[Reported by 江藤 浩幸]
|