子供にインターネットの安全性を教育するIMロボット～米AOLが提供

■URL
http://www.safetyclicks.com/
http://media.aoltimewarner.com/media/press_view.cfm?release_num=55252819

AOLSafetyBot

AIM互換「iChat」からも利用可能

　米America Online (AOL)と全米教育委員会財団(NSBF)は23日、子供にインターネットの安全性について教育するためのインスタントメッセージング(IM)ロボット「AOLSafetyBot」を提供開始したと発表した。

　子供や両親は、このIMロボットを「友だちリスト」に登録してチャットしたり、インターネットの安全性に関する質問への答えをリアルタイムに得られる。また、Web版ではアニメ化したBotも利用できる。今秋には、全長1.2mのAOLSafetyBotが全米を巡回して質問に答えたり、インターネットを安全にする方法を教育する活動も実施する予定だ。

　AOLSafetyBotのリリースは、インターネットにおける子供の安全性を高めるための全米規模のキャンペーン「Safety Clicks!」の一環。このキャンペーンではIMロボットのほか、米Cartoon Networkと共同制作した7分間のビデオ、子供への情報やゲーム、両親や教育者へのチップスやリソースなどを提供するWebサイト、重要なチップスなどを掲載した小冊子などを提供する。

　AOLのJon Miller会長兼CEOは「子供に接したいなら、彼らの言葉で話さなければならない。今日の子供は、キーボードをリズミカルにクリックしてチャットをしている。これは『IM世代』であり、我々はインターネットの安全性に関するチップスを英語で教えるバディを開発した」とコメントしている。

(2002/10/24)

[Reported by 江藤 浩幸]