【サービス】
~航空会社が実施しているチケットレスサービスをASP形式で提供
吉本やJCBなど、チケットレスASPサービス「楽チケ(仮称)」を開始
■URL
http://www.yoshimoto.co.jp/
http://www.jcb.co.jp/
http://www.matsushita.co.jp/corp/news/official.data/data.dir/jn021028-3/jn021028-3.html
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よしもとじゃんじゃんネット
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吉本興業株式会社(以下、吉本)、株式会社ジェーシービー(以下、JCB)、松下電器産業株式会社(以下、松下)の3社は25日、チケット発券ASPサービスで提携し、Webサイト上で予約が可能なチケットレスASPサービス「楽チケ(仮称)」の提供を11月1日より開始すると発表した。初年度20社との契約と、チケット販売額5億円を目指す。
「楽チケ」は、興行主が用意したWebサイト上でチケットの予約とクレジットカードによる決済までを完了させ、公演当日に劇場等に設置された自動発券端末に、決済に利用したクレジットカードを差し込むと発券される、という仕組みだ。サービス内容は、航空会社が提供しているチケットレスサービスに近いものとなっている。
第一弾は、吉本の劇場「なんばグランド花月」公演のインターネット予約チケットレスサービス「よしもとじゃんじゃんネット」に導入される。「よしもとじゃんじゃんネット」では、2002年3月より他方式のASPを利用してチケットレスサービスを提供しているが、今回の提携により楽チケに移行する。吉本やJCBでは、「既に半年間チケットレスサービスを提供してきたが、問い合わせやクレームなどもほとんど発生していない。劇場オペレーションの合理化に大いに貢献しており、売り上げ面でもほぼ完売状態が続いている」という。
よしもとじゃんじゃんネットの成功を踏まえて3社では、煩雑な旧来のチケット販売システムを利用している劇場、映画館、サッカー場などのスポーツ施設等に、比較的簡便に導入できるASP方式として提供していく。このサービスを導入することにより、販売システムの簡略化、省力化や従来のチケット販売手数料の30~60%程度安い価格で提供することが可能になるなどの利点があるという。
JCBによると、「このようなネットで販売するチケットレスサービスは、既に多くの航空会社が導入しており、大分浸透している。またネット販売の利点として、販売時間制限のないことや、チケットの事前受け取りをする手間がない、可能な限り安価に提供できるなどメリットは大きい。今後、劇場に限らずさまざまな分野のチケット販売において、楽チケを提供していきたい」とのこと。
(2002/10/25)
[Reported by otsu-j@impress.co.jp]
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