【調査】
15%の国内企業がEラーニング導入済み ~IDCジャパンの調査より
■URL
http://www.idcjapan.co.jp/
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国内ITサービスおよびEラーニング市場規模予測(2001年~2006年)のグラフ IDC Japan、2002
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IT関連の調査会社であるIDCジャパン株式会社は、「国内IT教育サービスおよびEラーニング市場におけるビジネス機会と課題」と題したレポートを発表した。
レポートは2006年までの日本国内のIT教育サービス市場・Eラーニング市場の規模予測と動向分析をまとめたもので、これによると、2001年の国内IT教育サービス市場の実績は1,549億円(対前年比7.4%増)。今後は年間平均成長率7.3%で成長し、2006年には2,203億円に到達すると予測している。IDCはこの要因としては、日本企業は従来から人材育成を重視し、OJT(オンザジョブトレーニング、実践を通してスキルや実務を身に付ける研修)を実施してきたが、現在は社内の技術者が新任者などのトレーニングに時間をさけないため、多くの企業が社員教育業務を外注する傾向があるためとしている。
またEラーニング市場については、2001年は727億円(対前年比18.7%増)で、今後も今後も年間平均成長率15.5%で成長し、2006年には1,491億円に到達すると予測する。また2000年に9.8%だった企業のEラーニング導入率も、2001年には15.2%に成長しているという。
Eラーニングの市場規模はまだ小さいが、IT系のみならず、経営や業務知識、語学などと応用範囲が広いNon-IT系(情報技術系以外)でも高い伸びが予測されている。また学習状況やプログラム管理が容易なため、IT・Non-ITを問わずビジネス資格取得での効果的な学習ツールになる点から、今後コンテンツ開発とブロードバンド環境の浸透が進むことで、企業と一般家庭の双方でEラーニング利用率の増加が期待できるとしている。
(2002/10/28)
[Reported by aoki-m@impress.co.jp]
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