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出版不況時代に贈る

インターネット版・本の買い方選び方

 オンラインで本を買うのが定着した昨今。お気に入りのオンライン書店を持つ方も多いだろう。でも、そのオンライン書店では、貴方の探している本は永遠に見つからないかもしれない。出版される本の点数は年々増え続け、その代わり売れる本の数は減っている。本や出版社には世知辛い昨今、自分の欲しい本を見つけるのにも、ちょっとしたテクニックが必要。Webで本を見つけるためのTIPSを詰め込んだこの特集が、貴方の本探しに役立てば幸いだ。

●基本は正確な書籍情報から

 本の探し方は、そのときの目的や状況で異なってくることが多い。「××について書いてある本が欲しい」場合があれば、本屋をうろうろしながら「何か面白そうなものはないか?」と棚を眺めることもある。また「この人が※年くらいに出した本があるはずなんだけど…」「タイトルは◇◇だったけど、出版社どこだっけ?」など、情報の一部分だけ掴んでいることもある。ここではまず、情報の一部分から、正確な書籍情報をゲットするための方法を追ってみよう。正確な書籍情報は、後で探すシーンが変わっても--たとえばもう通常の書籍では手に入らないことが分かり、古本を探す、またダウンロード販売で探すなど--必ず役に立つ。

 分かっているのが著者名だけ、タイトルだけといった場合は、書籍情報のデータベース検索、それも書籍の情報をできるだけ多く収録しているデータベースから検索するのが手っ取り早い。新刊や「このあいだテレビで紹介していた」という本なら、オンライン書店の検索機能で充分ヒットするだろう。ただオンライン書店の検索の場合、現在注文できない書籍は検索結果から省いたり、また検索ミスで関係のない書籍を結果に加えることもある。例えば「ナンシー関」で検索した場合、オンライン書店の検索結果は以下のようになった。

■amazon.co.jp  51件 ■bk1  52件 ■eS! Books  50件
■本屋さん  47件 ■JBOOK  48件 ■ジュンク堂Book Web   48件
■楽天ブックス  56件 ■SkySoft  43件 ■紀伊國屋書店BookWeb  49件
■クロネコヤマトのブックサービス  49件

 こうしたブレを防ぐためにも、専用のデータベースを使いたいところ。例えば図書館流通センターが運営するサイト「ブックポータル」の「TRC新刊書籍検索」では、1980年以降に出版された和書90万件以上の情報を収録。検索は著者名・タイトル・出版社が基本のシンプルなものだが、出版年を調べたり、正確なタイトルを確認したりするのには便利だ。
 1980年以前のものも含めて探したい時には、国立国会図書館による「NDL-OPAC」。同図書館が収蔵する図書や資料のデータベースで、和書はもちろん、洋書や和洋雑誌、電子資料や古典資料まで検索できる強力さを誇る。ただ同館に収録されているものに限られるため、必ずしも発行された書籍すべてを網羅はしていない。また国立情報科学研究所が提供している「Webcat Plus」は、全国の大学図書館など約1,000件の機関の所蔵図書・雑誌情報のデータベースに、「『BOOK』データベース」(1986年以降の国内書籍の情報を、目次や帯・カバーなど内容情報を含めて収録)を統合したもので、現在240万以上の日本語図書情報が検索できる。図書館収蔵情報なので購入はもちろんできないが、発行年月が古い書籍や専門書・学術書の検索などで利用度が高い。

 有料でも構わなければ、日外アソシエーツなど4社による「BOOKPLUS」がある。1927年から現在まで、国内で出版された160万冊以上の書籍情報を収録したデータベースで、1986年以降の出版書籍については目次や概要なども収録されている。ISPと提携した展開もしているので、利用する際は自分のISPのコンテンツサービスに対応しているかを確認してみるといいだろう。

■TRC新刊書籍検索
http://www.trc.co.jp/trc-japa/search/trc_www.asp

■国立国会図書館 蔵書検索・申込システム(NDL-OPAC)
http://opac.ndl.go.jp/

■Web BOOKPLUS
http://www.nichigai.co.jp/web_db/w_bookplus.html

■Webcat Plus
http://webcatplus.nii.ac.jp/
●こんな本ってある? 今面白いのってなに?

 「最近本を読んでないんだけど、何か面白いのないかなあ」「エスニック料理についての本を探してるんだけど、どれがいいかよく分からない」「自転車でツーリングに行くのにコース紹介してる本ってないの?」
 ……自分の詳しいジャンルや著者の本はすぐに見つけられるが、不慣れな分野ではそうはいかない。本屋の店頭であれこれ見比べたり、でも結局決まらなかったりという経験は誰にでもあるはず。そういうそういう不慣れなジャンルで本を探したり、また漠然と面白い本を探している場合。

 例えば前項にも登場した「Webcat Plus」は、不慣れなジャンルなどで当たりをつける場合に役立つサイトの1つだ。このサイトの売りでもある「連想検索」機能で、知らないジャンルでも必要な本にアタリをつけやすくなっている。先ほどの「自転車でツーリングに行くのに~」というフレーズをそのままコピー&ペーストして検索すると、「関西MTBツーリングブック」「静岡県サイクルツーリングガイド」「ツーリング関東―推奨ルート&林道450コース」など、期待できそうな内容のタイトルが次々と登場してきた。この方式で、新聞のコラムの一部や、注目しているニュース記事をコピー&ペーストして検索し、そのテーマに沿った内容の書籍を探すことが可能だ。書籍によっては内容や目次を参照できるほか、ある書籍に類似・関連している内容の書籍検索によって、芋づる式に探していくことも可能だ。

投稿書評サイト「REVIEW Japan」
 また不慣れなジャンルや迷ったときには、その道に詳しい人や先達の言葉は何かと役に立つもの。オンライン書店でも、書籍情報と合わせて読者のコメントを掲載、購入を検討している人の後押しになるように図っているところは多い。なかでも「bk1」と「eS!Books」は、コメントが書いたユーザーごとにまとめて閲覧できるページを設けているため、他の本も含めた読書傾向から「この人が薦める本なら面白そうだ」といった判断がしやすいのがポイント。特に「eS!Books」では、「みんなの書店」として、ユーザー1万人以上が自分の視点で本をセレクト、コメントをつけてページを作成している。ユーザーのキャラクターが出るページつくりで楽しめる。また投稿型の書評サイト「REVIEW Japan」でも同じ手が使える。自分が読んだことのある本をいくつか検索してみて、書評で書かれた内容に共感できる人や、感想の似ている人が見つかったらシメたもの。その人が他に推している書籍は、自分が読んでも面白いと思える可能性が高くなるだろう。
 “オススメ”で忘れてはならないのが「Amazon.co.jp」だろう。サイトにアクセスした瞬間から「◎◎さんにおすすめの商品があります」と迫り、閲覧履歴をもとにリアルタイムで内容が更新される「マイページ」や「マイストア」など、このサイトの“オススメ体制”は万全そのもの。関連商品を関連度の高さごとにまとめて表示する機能もある。ただ、オススメの理由が“ある商品を買った人が他に買っている商品”の場合、時にまったく見当違いのものが表示されたり、あるジャンルや著者に詳しい人だと、すでに持っている商品が次々と“オススメ”に登場してウンザリ…という状況になりがちだ。「マイページ」機能をオフにしたり、購入済み製品をレーティングすることでこうした事態は減らせるので、“オススメ”されたい時とそうでない時を使い分ける手もある。

 一方、今どんな本が読まれているかを知るには、ベストセラーチャートは欠かせない。オンライン書店はそれぞれ自サイトのランキングチャートを出しているが、リアルの書店では「紀伊國屋書店」が全店を総合した単行本・文庫本・新書・洋書の、「八重洲ブックセンター」は八重洲本店の各フロアのベストセラーチャートを発表している。また日本能率協会が大規模書店5店のデータをまとめた「主要書店ビジネス書ベストセラー」や、全国PCショップでのPC関連書籍売上げのランキング「ブックモールPCベストセラー」なども参考になる。変り種は「ブック・レビュー・ガイド」で、新聞や雑誌の書評に取り上げられた書籍や著者のランキングを掲載。ベストセラーのリストと合わせて見ると、「この本、書評ではよく見かけるけどあんまり売れてないのかも?」という本を発見できてしまったりする。

■Webcat Plus
http://webcatplus.nii.ac.jp/

■bk1
http://www.bk1.co.jp/

■eS! Books
http://www.esbooks.co.jp/

■amazon.co.jp
http://www.amazon.co.jp/

■REVIEW Japan
http://www.review-japan.com/

■紀伊國屋書店
http://www.kinokuniya.co.jp/

■八重洲ブックセンター ベストセラーインデックス
http://www.yaesu-book.co.jp/best-seller/

■主要書店ビジネス書ベストセラー
http://www.jmam.co.jp/best/best.html

■ブックモールPCベストセラー
http://pc.bookmall.co.jp/best/index.php

■ブック・レビュー・ガイド
http://www.honn.co.jp/

●本はどこで買う?~オンライン書店の場合

 さて、欲しいと思う本が見つかった、または絞り込めた。じゃあ買おうと思ったとき、あなたはどこで本を買うか? ここではオンライン限定で考えていこう。

 まずは、その本が実際に買えるかどうか、つまり市場に流通している本かどうかを確認したい。いつも使っているオンライン書店でその本を検索して、その本の発送予定がどう表示されるかを見てみよう。例えば「2~3日で発送」、「24時間で発送」などが出たら、まったく問題なし。そのままどうぞお買い求めを。やや難があるのは、「1~2週間で配送」「取り寄せ」などと出る場合だ。前者の場合、オンライン書店ではその書籍の在庫を持っておらず、取次ぎや出版社まで発注しなければならない。その書籍が出版社などで在庫を持っている場合、1週間から1ヶ月ほどで手に入る。オンライン書店によっては在庫を持っていてすぐ発送できる場合もあるので、急ぐ場合はいくつかのオンライン書店で確認してみよう。
 問題は、どのオンライン書店でも「取り寄せ」状態なうえ、それを承知で注文したけど結局手に入らないといった連絡がきた場合。そして、オンライン書店で「注文できません」と表示される場合だ。これはこの本が絶版や版元品切れ(出版社にも在庫がないが、重版する予定はない状態)などで市場で流通していない、つまり普通には買えないことを示している。こうした本をどう入手するかは、次々項でまとめている。

「本やタウン」(画像)や「e-hon」など、書店受け取りができるサービスを通じて、地元書店を応援することもできる
 こうした時、リアル店舗と連携した在庫表示を行なうオンライン書店が強みを発揮することが多い。例えば「ジュンク堂 Book Web」や「紀伊國屋書店BookWeb」は、大規模店舗の店頭在庫と連動した在庫表示を行なっている。こうした店舗では、版元品切れとなった書籍が、1冊だけ残っている幸運にしばしば遭遇できる。また日販が運営する「本やタウン」では、日販の倉庫在庫と出版社在庫の表示が可能。出版社在庫が切れている時でも、時に日販の倉庫在庫で残っていることもある。トーハンが運営する「e-hon」も同様にチェックしてみる価値はある。
 なお、こうした確認をするときに便利なのがメタサーチ。ISBNか書名・著者名でオンライン書店最大11店舗を一気に検索できる「オンライン書店 メタ検索ページ」は活用度が高い。
 またオンライン書店ではなく、出版社から直接購入する手もある。現在多くの出版社が自社サイトを開設し、サイトで直販を行なっているところも多い。いくつかの出版社が合同で直販を行なっているサイトもある。例えば「s-book.com」は小学館や集英社など6社の単行本やコミックスを、「版元ドットコム」では第三書館や彩流社など40社以上の中小出版社の書籍を扱っている。

■ジュンク堂 Book Web
http://www.junkudo.co.jp/

■紀伊國屋書店BookWeb
http://bookweb.kinokuniya.co.jp/

■本やタウン
http://www.honya-town.co.jp/

■e-hon
http://www.e-hon.ne.jp/

■オンライン書店 メタ検索ページ
http://www14.cds.ne.jp/~not/tawagoto/etc/isbn.html

■s-book.com
http://www.s-book.com/

■版元ドットコム
http://www.hanmoto.com/
●このジャンルの本はここでゲット~セレクト書店

毎日更新のトップページも楽しい「往来堂書店」
 洋服の世界ではセレクトショップがすっかり定着したが、本の世界でもセレクトショップ形態、つまり書店員が選んだ本をプッシュするタイプの店が増えている。普通の本屋では目立たなかったり、置いていない場合も多いような本を棚に平積みし、オススメコメントをまとめたポップをつけてアピールする書店といえば思い当たるかも? リアル店舗での代表的なものでは、まず「青山ブックセンター」がある。和洋問わずにデザイン関係や写真集、美術書などが豊富で、昔からファンの多い書店だ。オンラインでもその傾向は変わらず、書店員のコメントも1冊ずつタップリと付いている。「ABCリコメンド」のコーナーでは「舶来文学柴田書店」など独自のコンテンツが充実し、Webマガジンと呼べるほどタップリと読み応えのある構成だ。また同じく本のセレクトショップとして知られる「往来堂書店」も、サイト内に独自セレクトの「ネット文脈棚」を設け、「喫茶店の時代」「下町大好き!谷根千&地元本」など独自のセレクトを紹介している。

 また最近急増しているのが、20~30代の若い店主が運営しているオンライン古書店だ。どこも運営者のカラーが出ていて、“セレクト古書店”と呼びたくなるサイトが多い。オンライン古書店についての著書も持つライター・北尾トロ氏による「杉並北尾堂」や、サブカルチャーや音楽系に強い「オヨヨ書林」、デザイン関連・ヨーロッパものが得意な「ユトレヒト」、「暮らしの手帳」「カラーブックス」などレトロな昭和を感じさせる品揃えの「海月書林」など、どこも本への愛情たっぷりで楽しめる。

■青山ブックセンター
http://www.aoyamabc.co.jp/

■往来堂書店
http://www.ohraido.com/

■杉並北尾堂
http://www.vinet.or.jp/~toro/

■オヨヨ書林
http://www.oyoyoshorin.com/

■ユトレヒト
http://www.utrecht.jp/

■海月書林
http://www.kurageshorin.com/

●流通していない本の入手法(1)~オンライン古書店

 さて、流通していない本を手に入れる方法では、まず古本、つまり古書店がある。オンラインで古書を扱うサイトは数多く、また現在の古書店はデータベース化も進んでいるので、探してる本を横断検索して見つけることも可能だ。なんと2,700軒もの古書店から検索できる「日本の古本屋」や、日本のオンライン古書店130店に加えて欧米など世界各地の古書店300店をカバーする古書サーチエンジン「スーパー源氏」を持つ「インターネット古書店案内」などは試してみる価値大だ。どちらの書店もカート方式に対応してはいるが、それぞれの本を持つ古書店は異なるところになるため、注文後は各古書店とのやりとりになる点は留意したい。また本の街として知られる東京・神保町の古書店の目録を検索できる「BOOK TOWN神田」もあるが、目録からの検索になるため、リアルタイム性にはかけるところと、オンラインに対応していない書店が多いのがやや難点といえる。

スピーディな古本検索ができる「日本の古本屋」
 古書でももう少し手間をかけずに購入したいという人には、在庫をたくさん持つオンライン古書店はどうだろう。“新古書店”として話題も多いブックオフのインターネット版「eBookoff」では、古書なのに“在庫豊富”“在庫僅少”と、在庫表示が出るほどの豊富な商品量がウリ。ライバル的存在の「UBook」、また古くからある古書店だがやはり在庫が豊富な「高原書店」など、通常のオンライン書店のようにシンプルなステップで買えるのはやはり便利と言える。マンガ専門の古書店「BookStudio」や、文庫専門の「ふるほん文庫やさん」も在庫豊富なショップだ。
 「いちいち検索なんてやってられない!」という人には、欲しい本を登録すると、該当書を持つ古書店などが連絡をくれる“探しものサービス”を展開している「EasySeek」がおすすめだ。急ぎではないがいつかは手に入れたいという本がある人にも向いている。

 また「楽天ブックス」では「楽天フリマ」と連携して、一般の書籍から古本の買い物にシームレスに移行できる。決済が店舗によって異なるのが少々手間だが、新刊と古本がワンストップになっているのは便利だ。

■インターネット古書店案内
http://www.murasakishikibu.co.jp/oldbook/

■日本の古本屋
http://www.kosho.or.jp/

■BOOK TOWN神田
http://www.book-kanda.or.jp/

■eBookoff
http://www.ebookoff.co.jp/

■UBook
http://www.ubook.co.jp/

■高原書店
http://www.takahara.co.jp/

■BookStudio
http://www.bookstudio.com/

■ふるほん文庫やさん
http://www.e-shop.co.jp/bunkoyasan/

■EasySeek
http://www.easyseek.net/

■楽天ブックス
http://books.rakuten.co.jp/
●流通していない本の入手法(2)~オンデマンド出版・電子出版

Webならではのサービスといえる「復刊ドットコム」
 古本でも見つからない本の場合、新たに作ってしまおうという動きもオンラインならではのもの。こうした活動で知られているサイトに「復刊ドットコム」がある。ユーザーが復刊してほしい本をリクエストし、それに賛同するユーザーが一定数集まれば出版社や版権所有者と交渉を開始。復刊が成立すると、同サイトを通じて販売するというシステムで、これまで2年あまりで85点の復刊が決定している。オンデマンド印刷で注文分だけ印刷・販売というケースが多いが、なかには出版社側で重版を決定したり(つまりもともと販売していたそのままの装丁や版型で購入できる)、増補版として新たに項目やイラストが追加されたりと、嬉しいオマケが付く場合もある。復刊関連では、岩波書店・など8社が合同で行なっている「書物復権」という運動があり、読者からのリクエストによって今夏は数十冊を復刊している。

 オンデマンド出版を豊富に展開してるところでは「万能書店」があり、朝日新聞社、飛鳥新社、河出書房新社などの絶版書籍をオンデマンド出版で展開している。また絶版コミックのオンデマンド出版サイト「コミックパーク」では、講談社、小学館、青林堂などのコミックス160シリーズを展開。見ていると、これももう品切れ?と、コミックス界の隆盛の激しさに驚かされる。ただオンデマンド出版の場合、少数しか刷らないため、価格がどうしても割高になってしまう面があるので、その点は考慮したいところ。

■復刊ドットコム
http://www.fukkan.com/

■書物復権2002
http://www.kinokuniya.co.jp/01f/fukkan/fukkan.htm

■万能書店
http://www.d-pub.co.jp/

■コミックパーク
http://www.comicpark.net/

 “本”というパッケージにこだわらず、とにかく読めればいい、という人には、電子出版を選択する手もある。充実する一方のこのジャンル、通常の書店で買うよりも割安な価格に設定されている場合も多いので、価格にシビアな人はこの点も要チェック。代表的サイトの1つ「bitway」は、写真集から絶版文庫、雑誌の人気コンテンツまで、さまざまなジャンルが揃う。長編を上下に分けて販売するなどの手法も取り、価格・サイズとも手軽に楽しめるものが多い。徳間書店、文藝春秋など12社の小説を中心に扱う「電子文庫パブリ」、貸し本時代のマンガから注目の韓国コミックスとバラエティ豊かなラインナップに加え、手塚治虫作品の充実度がスゴイ「10daysbooks」、ミステリー作家らが有志で運営する「e-NOVELS」、9,000冊以上を収録する老舗の「電子書店パピレス」など、選択肢は相当広がってきたといえる。希望を言えばこうした電子出版サイトの収録作品を横断検索できるサービスがあれば、もっと使い勝手が増しそうだ。

■bitway
http://books.bitway.ne.jp/

■電子文庫パブリ
http://www.paburi.com/

■10daysbooks
http://www.10daysbook.com/

■e-NOVELS
http://www.so-net.ne.jp/e-novels/

■電子書店パピレス
http://www.papy.co.jp/

(2002/10/28)

[Reported by aoki-m@impress.co.jp]

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