【サービス/業界動向】
セブン-イレブン、ネット対応コピー機による新サービスを開始
マルチメディア端末「セブンナビ」のサービスは終了へ
■URL
http://main.sej.co.jp/06/0601/0601link/148.html
株式会社株式会社セブン-イレブン・ジャパンは、11月1日より“マルチコピー機”によるチケットサービスなどを開始すると発表した。
これはコンビニエンスストア「セブン-イレブン」の全店舗に設置している富士ゼロックス社製の複合カラーコピー機(以下マルチコピー機)を活用し、コンサート・レジャーチケットの販売や資格試験申込みといったサービスを行なうもの。同社はこれまでマルチメディア端末「セブンナビ」を利用してこうしたサービスを展開していたが、ネットワーク接続したマルチコピー機へ専用ソフトを組み込むことでより容易な展開が可能となったため、マルチコピー機でのサービスに切り替えることになった。これに伴ない、「セブンナビ」でのサービスは10月31日で終了となる。
マルチコピー機で提供するのは、各種公演のチケット発券・販売を行なう「チケットぴあ」、JTBの扱うレジャー施設などのチケットを販売する「JTBレジャーチケット」、TOEICやインターネット実務検定試験などの受験申込み・代金支払いができる「資格・検定」、JAL国内線・国際線の航空運賃支払いの「JAL航空券代金お支払い」で、これらは「セブンナビ」から引き続いての提供となる。さらに新たなサービスとして、「ネットプリント」を開始する。これは富士ゼロックスの専用サイトに登録・保存してある書類やファイルを店舗のコピー機で印刷するサービスで、プリント予約番号をコピー機に入力することで印刷が可能になる。富士ゼロックスのサービス利用企業ユーザーに向けたものに加え、中古車情報のプリントサービスも行なう予定だ。またマルチコピー機ですでに展開してたコピーやファクス、住宅地図プリントサービスは、今後も引き続き提供していく。
サービスは11月1日よりまず東京・神奈川県内のセブン-イレブン約2,000店舗から開始し、2003年1月からは他地域へも拡大、同2月初旬までに全店舗でのサービス展開を予定している。なお「ネットプリント」については当面東京・神奈川の店舗のみを対象とし、追って展開エリアを検討する方向だ。
マルチコピー機でのサービス開始とセブンナビの撤退に伴ない、セブンナビで展開していたフォトプリントと音楽ダウンロードのサービスは終了となる。セブン-イレブン・ジャパンでは「セブンナビのサービスから、お客様の要望が強いものをスピーディに展開していくため、今回の移行となった。フォトプリントなどはオンラインや店舗での展開も行なっているため、今後そうした他サービスとの兼ね合いも踏まえて検討していく」としている。
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(2002/10/29)
[Reported by aoki-m@impress.co.jp]
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