【セキュリティー】
~中小企業向けにコストパフォーマンスと簡易性を追求した製品アルテミス、ウィルス対策とファイアウォール機能を備えたサーバーを発売■URL
株式会社アルテミスは29日、中小企業を主な対象としたアンチウィルス機能とファイアウォール機能を併せ持ったセキュリティーアプライアンスサーバー「X-Terminator」シリーズ4製品を発表した。価格は15万8,000円から49万8,000円となっており、初年度売り上げ3億円を目指す。 X-Terminatorは、アンチウィルス機能とファイアウォール機能をゲートウェイで実行するアプライアンスサーバー。特徴は、忘れがちなウィルスパターンファイルの更新や、OSのパッチなどを自動的にアップデートできる点だ。アンチウィルス機能は、フィンランドF-Secure社の「F-Secure」を搭載している。「F-Secure」は、ウィルスパターンファイルの日次更新(1日1~2回、確認は1時間毎)を自動で行なう点が特徴だ。また、オプションサービスながら、リモートでX-Terminatorに搭載されているOS(RedHat 7.3)のパッチをあてる自動アップデートサービスも用意されているので、管理が容易になっている。 アルテミスでは、アンチウィルスソフトやサーバー製品を導入しておきながら、「パッチをあてない」、「最新版にアップデートしない」などの理由でセキュリティー面で問題のあるものが多いと指摘している。その理由として、主に中小企業では専門の管理者を雇えないなどのコスト面によるものが大きいとしており、この問題を解決するためにコスト面と管理の簡易性を追及したセキュリティアプライアンスサーバーの開発を進めたという。その結果、X-Terminatorのような自動アップデート機能を有した製品を発表するに至った。その他にも、クライアント数の少ない事業所などにも配慮したライセンス契約等、中小企業への導入を容易にするサービスを用意している。 アルテミスの萩原司社長は「セキュリティーは、一定水準以上を保っていないと全く意味のないものとなってしまう。例えば、いくら最新のアンチウィルスソフトを導入してもパターンファイルを3ヶ月更新していなければ、その価値は低下してしまうだろう。今回の製品は、そのような問題を解決するために自動アップデート機能を搭載した。これにより、中小企業セキュリティーの底上げを図りたい」と語った。
(2002/10/29) [Reported by otsu-j@impress.co.jp] |
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