【サービス】
KDDIが「インマルサットMPDS」提供開始
静止衛星を使って
海の上でも64kbpsのネット接続
■URL
http://www.kddi.com/release/2002/1030-1/index.html
http://www.kddimsat.co.jp/
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MPDSに対応するコンパクトな「インマルサットM4端末」。音声通話やデータ通信用にすでに同端末を所有している既存ユーザーは、MPDSを利用するにはソフトウェアのバージョンアップが必要だ |
KDDIは30日、インマルサット静止衛星を使って船舶から64kbpsでインターネットに接続できる「インマルサットMPDS(Mobile Packet Data Service)」を11月1日より提供すると発表した。
船舶向けのインマルサットサービスとしては、これまでも音声通話やデータ通信サービスが提供されていたが、これらは回線交換方式だった。これに対してMPDSはIPパケット交換方式となっており、送受信したデータ量に応じて通信料金が課金される仕組みだ。MPDSの使用中は音声通話など他のサービスが利用できなくなるものの、接続したままでも時間を気にすることなくインターネットを利用できるとしている。
MPDSを利用するには、グループ会社のKDDIエムサットが提供するインマルサットの専用端末(販売価格は138万円、レンタル価格は1週間9万円または1カ月27万円)が必要。MPDSの月額基本料金が2,000円、通信料金が10kbitごとに4.8円となっている。なお、端末を購入またはレンタルすれば、音声通話やデータ通信も利用可能だ(通信料は別途発生)。
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(2002/10/30)
[Reported by nagasawa@impress.co.jp]
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