【サービス/金融】
イーバンク、メール送金サービス「メルマネ」を本格展開
■URL
http://www.ebank.co.jp/p_layer/service/ser_mailmoney01.html (メルマネ解説)
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左からイーバンク松尾社長、若山副社長
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イーバンク銀行株式会社は、電子メールを使った送金サービス「メルマネ」を開始した。今年7月から提供していた「メール送金」のサービス内容を拡充し、本格開始する形となる。
「メルマネ」は、イーバンク口座から同行および他行の口座宛てへの送金を行なうサービスで、送る相手のメールアドレスと氏名が分かれば、口座番号を知らなくても送金することができる。具体的な手順は、まずイーバンクのサイトへログインし、専用フォームから送金したい相手のメールアドレス、氏名、金額を入力する。入力完了後、受け取る相手に通知メールが到着する。相手がイーバンクの口座を持っている場合は、通知メールのURLへアクセス、ログインすることで送金が完了する。口座を持っていない場合は、イーバンクの口座を開設するか、他行へ振り込むかを選べるという流れだ。イーバンク口座への送金の場合、受け取り側が手続きをした時点で振り込まれ、他行口座へは手続きを行った翌営業日に振り込まれる。メールアドレスの間違いなどによる送金ミスは、「入力した氏名が相手口座の氏名と一致しないと送金されないため、相手の氏名を正確に入力することで防げる」(イーバンク 松尾泰一社長)という。
イーバンクは以前から“決済に特化したネット銀行”という特色を打ち出してきたが、「メルマネ」の開始によって「従来のECを主体のマーケットに加え、個人間、また企業から個人へという送金マーケットに事業を拡大することができ、コミュニケーション=ペイメントという同行の理念をさらに推進することができる」(イーバンク 若山健彦副社長)としている。同社では2002年12月末(予定)までのキャンペーン期間中は他行への送金手数料を無料とするほか、新規にイーバンク口座を開設して「メルマネ」送金を受け取った場合、送金した側と受け取った側の双方に500円ずつプレゼントするキャンペーンを同時に展開し、利用者の拡大を図る。なおイーバンクの口座数は現在申し込みベースで66万件、開設済みは36万口座だが、「メルマネ」サービス開始後、2003年3月末までに申し込みで150万件、開設数70~80万口座を目標としている。
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(2002/11/6)
[Reported by aoki-m@impress.co.jp]
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