【サービス】
「2003年注目のテクノロジー」に選ばれるSOHOに向けたWebメールサービス~Incamailがベータテスト開始
米Incamailは6日、「Incamail Webmail Service」のベータテストを開始したことを発表した。このWebメールサービスはスパムなどの不要なメールを自動的にフィルタリングするほか、無料で複数のメールボックスを提供することでWebメールをさらに利用しやすくすることを目標にしている。多くのWebメールはスパムの餌食になり、実質的に利用できなくなったり、不便を感じることが指摘されていたが、これを解決し、仕事でも使用できる品質のWebメールサービスを提供することが目標だ。 Incamailは、10月に開催されたNYNMA(New York New Media Associations)の大会で「2003年に注目のテクノロジー」に選ばれた注目企業。特にスパムを除去するメールフィルタリング機能に注目が集まっている。このフィルタリング機能ではどの程度のスパムを除去するかを選べるほか、スパムを送りつける可能性があるメールサーバーやアドレスのデータベースと照合してフィルタリングを行なうという。 さらにこれまでほとんどのWebメールサービスでは一つのメールアドレスしか与えられなかったが、IncamailではSOHOユーザーなどの個人事業主の需要に応え、仕事、家族、友人などからのメールを受信するためのアドレスを複数用意する。また、受信したメールを自動的にソートする機能のほか、ウィルス対策機能を備えている。容量は6MBだ。現在、Incamailでは100以上のEコマースサイトと提携関係を結び、「Eコマース企業との関係をより効率的にするようなユニークなパートナープログラム」を用意しているという。 このベータテストは日本時間で7日開始され、無料でアカウントを開設できるが、将来的にこのサービスが無料で継続されるかどうかは今のところ未定だ。 (2002/11/7) [Reported by 青木 大我 (taiga@scientist.com)] |
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