【ブロードバンド】
USENの光回線しか装備されていない物件が販売開始
新築マンションに加入者電話回線はもう要らない!?
■URL
http://www.usen.com/gatecall/
http://www.yamada-kensetsu.co.jp/
加入者電話回線はこれまで、電気や水道などと同様、マンションに標準で装備されているのがあたり前のインフラだった。その一方、最近の新築マンションでは、ブロードバンドサービスに接続できるLAN回線が最初から敷設されている物件も登場。IP電話サービスが使えれば、そのような物件ではもはや、加入者電話回線は必要不可欠なインフラではなくなりつつあるようだ。有線ブロードネットワークス(USEN)は7日、同社のIP電話サービス「GATE CALL」が基本電話サービスとなるマンションが登場したと発表した。
この物件は、山田建設が販売する2棟(計106戸)など、東京都内で販売が開始される3つの物件。建物までのアクセス回線としてUSENの光ファイバーが敷設されるとともに、各戸までをEthernetで接続。入居者であれば、月々の管理費内に含まれる利用料金で、GATE CALLだけでなく、最大100Mbpsのインターネット接続が標準で利用できる。GATE CALLのサービスは、株式会社メディアが取得した「03-44xx-xxxx」という電話番号で提供され、加入者同士での無料通話のほか、一般電話への格安通話が可能になる。音質も固定電話と同等だという。
ここまでならば単なるブロードバンドマンションだが、これらの物件が変わっているのは、NTTの加入者電話回線が敷設されないという点だ。セキュリティー用として建物までは1本だけ敷設されているが、各戸までは通じておらず、希望する入居者のみがオプションとして電話回線を個別に敷設してもらうことになるのだという。
(2002/11/7)
[Reported by nagasawa@impress.co.jp]
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