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米Groove、タブレットPC向けのP2Pコラボレーションツール「Ink Chat」を発表■URL 米Groove Networksは7日、Microsoft WindowsXP TabletPC Editionのデジタルインク機能に対応したチャットツール「Groove Ink Chat」を発表した。これはP2Pコラボレーションツールである「Groove Workspace」に組み込む形で利用するツールで、手書きの絵や文字を使ってコラボレーションできるようになる。 Groove Ink ChatはGroove Workspace v2.5上の共有スペースにタブレットPCのデジタルインク機能を使ってメッセージを書き込めるようにするもので、手書き文字でチャットしたり、イメージを簡単な図で相手に伝えたりするのに威力を発揮する。タブレットPC以外のWindows利用者との相互運用性も確保されるという。 タブレットPCとコラボレーションの可能性についてGroove NetworksのCEOであるRay Ozzie氏は「デスクトップからモバイルコンピューティングへと大きな移行が起きつつあり、タブレットPCはエンドユーザーモビリティを確保するための論理的な第一歩である。デジタルインク機能のサポートはGrooveの元々の設計理念を補完するものであり、それは人々が言葉を超えて通信するためのさまざまな方法、例えば簡単なスケッチ、文書の余白の注釈、あるいは音声によって感情を伝えるというような方法をサポートすることにある。Wi-Fiネットワークと組み合わせることにより、タブレットPCとGrooveのような暗号化されたスマートアプリケーションは、利用者が場所を選ばずに仕事を済ませるだけの自由と柔軟性を与え、組織に対してはセキュリティーとコントロールをなくすことなく全体を組織化するためのコストを削減することが出来るようにする」と説明した。 このGroove Ink Chatツールは2002年第4四半期にGroove Networksのホームページより無料でダウンロードできるようになる予定。「Groove Workspace Professional Edition/Standard Edition/Preview Edition」に対応している。Groove Ink Chatは米国ニューヨークで11月7日に開催されるMicrosoftのTabletPC発表イベントで展示される。GrooveはMicrosoftの出資を受けている企業で、TabletPCへの対応を積極的に進めている。 ◎関連記事 (2002/11/8) [Reported by 青木 大我 (taiga@scientist.com)] |
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