【セキュリティー】
~本文中のURLをクリックすると感染する形態
メールに添付ファイルが付いていないウィルス「WORM_FRIENDGRT.B」
■URL
http://www.trendmicro.co.jp/vinfo/virusencyclo/default5.asp?VName=WORM_FRIENDGRT.B
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トレンドマイクロの「WORM_FRIENDGRT.B」を解説したサイト
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株式会社トレンドマイクロは、メール本文中に記載されているURLをクリックすると、ワームプログラムがインストールされるウィルス「WORM_FRIENDGRT.B(以下、FRIENDGRT)」を警告した。日本での感染数はまだ少ないものの、米国では3日間で600件以上の感染が発生している。
FRIENDGRTは、10月24日頃登場したウィルス「WORM_FRIENDGRT.A」の亜種となる。このウィルスは、送信されてきたメールの本文中に記載されているURLを受信者自らクリックすることによって感染する形態となっている。このような形態をとっているため、通常のウィルスメールと異なり、メールに添付ファイルが存在しないので注意が必要だ。感染すると、Microsoft Outlookのリストにある全ての宛先に、ウィルスをダウンロードさせるURLが記載されたメールを送信する。
FRIENDGRTでは、アプリケーションとしてアンインストーラーが用意されているため、「アプリケーションの追加と削除」に「Friend Greetings」という項目があるか無いかで感染有無を判断することができる。万が一、「アプリケーションの追加と削除」の項目に「Friend Greetings」がある場合は感染している確率が高いので、「Friend Greetings」と「WinSrv Reg」の項目を選択してアンインストールを実行する必要がある。
(2002/11/11)
[Reported by otsu-j@impress.co.jp]
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