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【サービス】

自分の死を友人にメールで通知してくれるサービス「Messages from the Grave」

■URL
http://www.messagesfromthegrave.com/

 自分が死亡したことを友人たちにメールで知らせてくれるサービス「Messages from the Grave」が、ニュージーランドで開始された。すでにニュージーランド国内で多くの問い合わせがあり、注目が集まっているという。

 このサービスでは10ドルを支払い、2人の友人にこのサービスを紹介すると会員になることができる。会員になると「アクティベーションコード」が渡される。このアクティベーションコードを自分が信頼する弁護士や友人などといった人物に渡しておき、自分の死後にこのサイトを訪れてアクティベーションコードを入力してほしいと連絡しておけば、自分自身が書いたメッセージを指定したメールアドレスに送信できる。アクティベーションコードを持たない人物はメッセージを送信できないため、一応の本人確認ができていることになる。

 サイトには、死後に友人に送信するメッセージの例が挙げられており参考にできる。自分の死後に親族へのメッセージを依頼するといった通常の利用方法のほかにも、配偶者が信頼できないために、配偶者よりもこのサービスにメッセージを託した人や、「失踪」した時の場合に利用するといった例もあるようだ。

 このサービスは注目を集めてはいるものの、個人で運営しているサービスであること、また長期間にわたってサービスが継続するかどうかという難しい問題もあり、自己責任で利用する必要がある。しかし、死は私たちすべてが直面するだけでなく、「メル友」などインターネット上だけの付き合いである人物に、通常の方法で自分の死を知らせるのは極めて困難であるため、今後このアイディアは世界各国で注目集めることになるかもしれない。

(2002/11/12)

[Reported by 青木 大我 (taiga@scientist.com)]

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