【業界動向/新製品】
オープンループ、手のひらサイズのファイアウォール機器「ShieldEyes-100」
■URL
http://www.openloop.co.jp/press/release/021112SI.html
株式会社オープンループは、中小企業向けのファイアウォール製品「ShieldEyes-100」を2003年1月から発売する。同社が2003年より新たに展開する「トータルセキュリティアウトソーシング事業」の中核機器となる。
同社はこれまで暗号化や決済・認証といった情報セキュリティー関連の技術開発を専門に行なっていたが、11月7日に人材サービス事業などを展開する「株式会社トラストワーク」との合併を発表。これに伴い、中小企業向けにセキュリティー技術を持つ人材を派遣したり、ファイアウォールサービスなどを提供する「トータルセキュリティアウトソーシング事業」を2003年から開始すると表明した。またオープンループが持つネットワーク技術や暗号技術を生かし、国内市場のニーズを反映したセキュリティー製品群「ShieldEyes」シリーズを展開。アウトソーシング事業での活用に加え、セキュリティーアプライアンス市場への積極的な参入を図っていくという。
今回の「ShieldEyes-100」は「ShieldEyes」シリーズの第一弾で、OSにOpenBSDを採用した手のひらサイズのファイアウォールサーバーだ。透過型プロキシーを用いたプロトコルパケットの通信制御を行なうことで、使用するアプリケーションやプロトコルの中身を解釈したきめ細かな判断がログ収集が可能という。従業員500名以下の中小企業や支店・営業所などでの導入を想定し、価格はオープンプライス(市場予想価格は20万円台後半)。
「ShieldEyes-100」はオープンループによるアウトソーシング事業での展開に加え、セキュリティーベンダー企業を通した販売やOEM提供も行なう予定で、オープンループでは月間100台の売上を目標としている。
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[Reported by aoki-m@impress.co.jp]
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