【サービス】
欲しいリソースを欲しいタイミングで提供する次世代データセンター
~IIJグループ、「リソース・オンデマンドDCサービス」を開始
■URL
http://www.iij.ad.jp/pressrelease/2002/dc.html
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「横浜第一データセンター」のイメージ写真と、「さいたま第一データセンター」の模型 |
株式会社インターネットイニシアティブは14日、データセンターサービス「リソース・オンデマンドDCサービス」を2003年2月1日から開始すると発表した。また、横浜と埼玉に新たなデータセンターを建築中だ。
新サービスの特徴は、データセンター構築に必要なハード、ソフト、運用管理などをそれぞれコンポーネントとして扱い、顧客が必要なリソースを、必要なタイミングで、必要な分だけ提供が受けられるというもの。このサービスのメリットとしては、短期間でのシステム構築が可能になることが挙げられる。この点に関してIIJでは、「それぞれのメニューに最低導入日数をSLA(サービス保証契約)のような形で設定したい」としている。
IIJでは、すでにネットワークやストレージ、運用管理の一部を企業のニーズに合わせて提供する「iBPS」サービスを展開してきたが、新サービスではそれを更に拡張した形になる。提供されるコンポーネントは、「システムアウトソーシングサービス」「ネットワーク系サービス」「データセンター基本サービス」「ファシリティサービス」の4ジャンルに分けられ、それぞれ細かいメニューが提供されている。
IIJでは、「従来型のデータセンター構築の場合、機材などはユーザーが準備する必要があり、アウトソーシングの利点を生かすことが難しかった。また、金融・勘定系の基幹システムはデータセンターで運用しても、メールサーバーやCRMシステムなどの情報系システムは自社内で運用されていることが多かった。現在、この情報系システムの重要性が見直されてきている」としている。また、鈴木幸一代表取締役社長は、「今日の通信業界はさまざまな形で壊れてきている。この混乱状況を踏まえて見直しを行なった結果、データセンターがネットワークのハブのような使い方になるのではないか」とコメントした。
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(2002/11/14)
[Reported by okada-d@impress.co.jp]
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