【業界動向】
米SonyとPhilips、DRM技術のInterTrustを買収
~コンテンツ配信ビジネスが加速か?
■URL
http://www.sony.com/SCA/press/021113.shtml
Sony of AmericaとRoyal Philips Electronicsらが出資するFidelio Acquisitionは13日、デジタル著作権管理(DRM)技術を開発するInterTrust Technologies社を4億5,300万ドルで買収すると発表した。買収は、2003年の早い時期に終了する予定だ。
InterTrustは、26の米国特許を保有する企業で、現在85の特許を世界中で申請中だ。発表によれば、今回の買収によってデジタルコンテンツのセキュアな配信が可能になったとしている。なお、同社は2002年5月に、DRM技術をソニーにライセンス供与すると発表していた。
ソニーの出井伸之会長兼CEOは、「今回の買収によって、著作権を保護したデジタルコンテンツの配信が加速された。今後一層、企業ユーザーおよびコンシューマーを対象に、多くのエキサイティングなコンテンツが提供できるだろう」とコメントしている。また、PhilipsのGerard Kleisterlee社長兼CEOは、「フィリップスは、ユーザーが持つ、デジタルコンテンツに対する公平なアクセスと、それを楽しむ権利に注目している。DRM技術によって、デジタルコンテンツに対する障壁が取り去られることだろう」とコメントしている。
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(2002/11/14)
[Reported by okada-d@impress.co.jp]
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