【業界動向】
マーキュリー、企業ITシステムの品質管理事業を推進
■URL
http://www.mercury.co.jp/
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左からマーキュリー小島康英社長、米社Landan会長
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マーキュリー・インタラクティブ・ジャパン株式会社(以下マーキュリー)は、「ビジネス・テクノロジ・オプティマイゼーション」事業を日本市場でも本格展開すると発表した。
同社は米Mercury Interactive社の日本法人。米社は企業向けのシステム性能・ネットワーク性能をチェックするエンタープライズテストやパフォーマンス管理ソリューションの提供で知られている。日本法人は1996年に設立され、これまでBIGLOBEやCSK、セコムなどの企業で利用されているという。
今回発表した「ビジネス・テクノロジ・オプティマイゼーション」(以下BTO)事業は、企業のITシステムに全社的品質管理(TQC)の原理を当てはめ、ビジネス目標に合わせてITシステム品質の最適化を行なうもの。その結果、ITシステムのパフォーマンスを向上し、IT投資への無駄を省けるという。BTO事業は9月30日に米社が世界展開として発表したもので、マーキュリーでは日本でもこの事業を積極的に展開していく。また負荷テスト製品の「LoadRunnner」、アプリケーションパフォーマンス管理ソリューションの「Topaz」など、これまで個々に提供していた製品群を統合し、負荷テストから調整、パフォーマンス管理までを総合的に行なうBTOの新ブランド「Optane」を新設。日本でも米国市場投入後6ヵ月後に同製品を市場投入する予定だ。
米Mercury会長・社長兼CEOのAmnon Landan氏は、「エンタープライズテスト市場は我々が創設したとも言える。BTOは顧客のニーズから創案したもので、こうした製品をセットで提供できるのはMercuryだけの強みだ」と語った。
(2002/11/14)
[Reported by aoki-m@impress.co.jp]
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