【新製品】
ペットの餌やりもWebから!Webカメラ付き自動給餌機「iSeePet」■URL
「iSeePet」はWebカメラを内蔵したドライフード自動供給機で、小型犬および猫への使用を想定した製品だ。OSにLinuxを搭載、簡易サーバーとしての機能を持つことで、PCおよび携帯電話などのWebブラウザーからのリモートコントロールを可能にした。専用サイトから商品購入時に発行されるID・パスワードでログインすると、「iSeePet」を設置した場所の様子がWebカメラで動画で映し出される。エサをやるときはサイト上の「Call」ボタンを押して「iSeePet」のアラームを鳴らし、ペットが近くに来たら「Food」ボタンを押してエサを与えることができる。「Food」ボタンは少量のエサを出す「Food A」と多めのエサを出す「FoodB」があり、エサタンクもボタンに対応して2層に分かれているので、2種のエサを与え分けることも可能だ。エサは1.2kgまで収納できる。 NTT-MEでは、この「iSeePet」に、ルーターなどネットワーク機器と導入工事、同社の運営する映像配信プラットフォーム「何所(どこ)でもライブASPサービス」を組み合わせて、ネットワーク知識のない人でも簡単にペットの遠隔監視・給餌が可能になる「ペットコミュニケーションシステム」を提供する。価格は初期費用が17万4,800円(「iSeePet」本体を含む機器費用と工事費)、「何所でもライブASPサービス iSeePet接続タイプ」の月額利用料金が3,900円(価格はいずれも税別)。NTT-MEではこのサービスで初年度150セット、3年後800セットの販売を目標としている。 なお「iSeePet」本体のみでの販売(定価11万8,000円、市場予想価格10万円前後)も量販店などを通じて展開する予定で、NTT-MEでは単体購入したユーザーへの接続サポートなども積極的に行なっていくという。この場合の料金は別途見積もりとなる。アルファオメガ・ソフトでは、「iSeePet」で初年度1,000台、3年後1万2,000台の販売を目標としている(「ペットコミュニケーションシステム」による販売を含む)。 アルファ/オメガソフトの佐々木隆仁代表取締役社長は、「カメラ付き携帯電話で撮影・閲覧する対象は、1位が子供で、2位がペットだという。子供については『B-Live』という保育施設の映像配信サービスを行なっているので、次はペットだと考えた」と、開発のきっかけを語った。NTT-ME グローバルソリューション本部の土元洋一郎氏は「IT技術を生かしたペット用品として世界的にも例のないもの。ユーザーのコミュニケーションをとりながら、今後の製品改良に生かしていきたい」としている。
(2002/11/14) [Reported by aoki-m@impress.co.jp] |
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