【事業計画】
~DION、ODN、BIGLOBE、hi-hoのユーザー間での通話料が無料にメガコンソーシアム4社、IP電話サービスの相互接続に合意■URL
KDDI株式会社、日本テレコム株式会社、日本電気株式会社(以下、NEC)、松下電器産業株式会社の4社は15日、各社の個人向けIP電話サービスを相互接続することに合意し、12月より実証実験を開始し2003年4月より本格サービスを提供すると発表した。相互接続後は、4社のIP電話サービス利用者同士の通話料は無料になる。 今回参加する4社は、今年6月に設立されたISP連合「メガコンソーシアム」の幹事を務めており、4社の会員数合計1,000万人が相互接続サービスの対象となる。今回のIP電話サービスに関する相互接続に関しては「設立当初より話し合われており、やっと今回の発表となった」(NEC広報)としている。 今回のサービスで利用するインフラはKDDIと日本テレコムが提供する。両社は既にそれぞれのIP電話サービスを計画しており、今回の合意により今後の実験サービス等では、「ユーザー宅に設置するTAを調整して相互接続を可能にする方式」か「両社のネットワーク側の調整により相互接続を可能にする方式」のどちらかの方式により、相互接続に対応するとのこと。 KDDIによると、同社が既に発表しているIP電話サービスの実証実験が12月10日から2003年3月31日まで予定されているが、その間に日本テレコムなどとの相互接続を可能にする予定であり、12月当初はKDDIのみでサービスを開始し、実験サービスが終わる2003年3月31日までにほかの3社との接続を実現するということだ。 また、「11月に全国一律8.5円という料金体系を発表したが、今回の相互接続サービスにおいて、相互接続のために新たな電話体系の設置などは考えていない」とも語っている。従って、今回の相互接続は、KDDIが提供するIP電話サービスの料金体系などを採用しつつ、日本テレコムのインフラとの接続を実現し、その2社のインフラを利用してNECや松下との相互接続も実現するという計画となる。 今後の予定に関しては、「今回はメガコンソーシアム4社での相互接続となったが、今後は他のメガコンソーシアム会員や、メガコンソーシアム会員以外のISPに対しても積極的に相互接続の検討を進めていく。つまり、メガコンソーシアムと同様に“来るものは拒まず”という発想で進めていく」(NEC広報)と語った。 ◎関連記事 (2002/11/15) [Reported by otsu-j@impress.co.jp] |
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